風しんにご注意ください

ページ番号1009115  更新日: 2025年3月18日

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風しんとは

風しんウイルスによって引き起こされる、急性の発疹性感染症です。

感染経路は飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染します。風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力があります。

一度感染し治癒すると、大部分の人は終生免疫を獲得します。

発疹の出る前後約1週間は、人に感染させる可能性があります。

症状

感染すると2~3週間の潜伏期間の後、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。2,000~5,000人に1人くらいの割合で、脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。

大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。

風しんの予防

基本的な感染症対策(手洗い・咳エチケット・マスク・換気)の他、風しんワクチン接種2回が最も有効な予防方法です。

  • 過去の風しんに対するワクチン接種歴、り患歴を母子手帳などで確認し、り患歴がなく、過去2回ワクチン接種をしていない場合は、ワクチン接種を検討しましょう。
  • り患歴やワクチン接種歴が不明な場合は、抗体検査を検討しましょう。
  • 妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、白内障や難聴、先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群の子どもが生まれる可能性が高くなります。そのため、妊娠前に接種を検討してください。また、接種後2か月は避妊する必要があります。
  • 妊娠中はワクチン接種を受けることができませんので、風しん流行時には人混みを避けるなどの注意が必要です。

 

定期予防接種 麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を2回接種します。

1期:1歳以上2歳未満
2期:小学校に上がる前の1年間(5歳から7歳未満)

定期外予防接種(任意接種)

風しんが疑われる場合

風しん患者と接触し、風しんを疑う症状(発熱や発疹、リンパ節の腫れなど)が現れた場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、風しんの疑いがあることを伝えてください。

受診の際は公共交通機関の利用を控えて、医療機関の指示に従って受診してください。

また、症状がある時は人にうつさないように、外出は控えてください。

お問い合わせ

北区保健所 保健予防課 感染症係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話:03-3919-3102
北区保健所 保健予防課 感染症係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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