帯状疱疹「定期」予防接種について

ページ番号1019024  更新日: 2025年4月28日

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令和7年度 帯状疱疹定期予防接種の概要

令和7年4月1日からの新規事業として、帯状疱疹定期予防接種を実施いたします。最新の情報はこのページでご案内申し上げます。

【重要】予防接種を受ける法律上の義務はありません。本人が接種を希望する(意思表示がある)場合に限り接種を行います。

【注意】このページは、帯状疱疹「定期」予防接種に関するご案内です。帯状疱疹「任意」予防接種については、別のページになります(このページの下部にある「関連リンク」をご覧ください)。

帯状疱疹について

 帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

実施概要

実施概要

実施期間 令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで
対象者 接種日現在、北区民であり、下記A及びBに該当する方
A.接種歴について

過去に、不活化ワクチンまたは生ワクチンを全く接種したことがない方、もしくは過去に不活化ワクチンを1回だけ接種したことがある方(2回目がまだの方)
※不活化ワクチンと生ワクチンの交互接種は対象外です。
B.年齢について
令和7年度において、年度内に、次の(1)~(4)のいずれかに該当する方
(1)65歳に到達する方
(2)満60 歳以上65 歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害により身体障害者手帳1級を持っている方
(3)【令和11年度までの経過措置】70歳、75歳 、80歳 、85歳 、90歳 、95歳 、100 歳に到達する方
(4)【令和7年度のみの経過措置】101歳以上の方
※定期接種の機会は生涯に1度のみです。例えば、65歳のときに接種を受けなかった場合に、その5年後の70歳のときに定期接種の機会はありませんのでご注意ください。
使用ワクチン 不活化ワクチン
ワクチン名「シングリックス」
生ワクチン
ワクチン名「ビケン」
接種回数 2回
※2回目の接種は、1回目接種から2か月以上の間隔をおいてください(標準的には7か月までの間隔で接種してください)。
1回
※2回目の接種はございません。
接種費用
(自己負担額)

1回目・2回目それぞれについて、1回につき11,000円

4,000円

ただし、生活保護等を受けている方は、接種費用が免除されます。お送りする予診票の右上に、自己負担額を記載しております。
接種場所 下記「接種場所について」に掲載している「令和7年度北区帯状疱疹定期予防接種協力医療機関一覧」をご覧ください。
※その他、東京23区内の協力医療機関でも接種できます。その医療機関が、所在する区の協力医療機関であることを、接種前に必ずご確認ください。
接種方法 (1)接種を受ける予防接種について、事前に医療機関をご予約ください。
 医療機関によって、使用するワクチンの種類や在庫情報が異なりますので、ご予約の際に各医療機関へお問い合わせ願います。
(2)予診票に、体温以外の項目を記入してください。体温は接種当日に医療機関にて記入します。なお、接種対象者が自署できない場合は、代筆者が被接種者名を署名し、代筆者氏名と続柄も記入してください。
(3)予約した接種日に医療機関へ行き、予診票と本人確認書類(マイナンバーカードなど)を窓口へ提出してください。

特にご注意いただきたいこと(必ずご確認ください)

  • 帯状疱疹定期予防接種は、北区保健予防課が発行した予診票を使用し、かつ協力医療機関において行った接種のみが対象となります。接種時に予診票をお持ちでない場合は、定期予防接種の対象外となり、公費負担もできません(事後に予診票をご提出いただいたとしても対象にはなりません)。紛失等により予診票をお持ちでない方は、必ず事前に後記のお問合せ先へお問い合わせ願います。
  • 北区から転出する等の事情で、接種日当日に北区民ではない方は、北区保健予防課が発行した予診票を使用した接種はできません。接種方法は、住民登録がある自治体へお問い合わせください。
  • 不活化ワクチン「シングリックス」をご希望の場合は、2回の接種が必要です。2回目接種は1回目接種の原則2か月後となります(接種間隔は医師にもご確認ください)。よって、期間中に2回の接種を受けるためには、遅くとも、原則令和8年1月31日までに1回目を接種する必要があります。体調不良等の事情で予定した日に接種できない可能性もあるので、接種を希望する方は、お早目の接種をご検討ください。

接種を希望される方へ

 65歳以上で帯状疱疹定期予防接種の対象となる方については、令和7年3月末頃に、郵送物(予診票、ご案内、協力医療機関一覧)を発送する予定です。届きましたら、お早めに内容物をご確認いただきますようお願い申し上げます。

【注】予診票(3枚つづり)は、2部同封しております。不活化ワクチンの接種をご希望の方は2部とも使用しますが、生ワクチンの接種をご希望の方は1部のみを使用します。ただし、過去に北区で帯状疱疹不活化ワクチンの1回目を接種した記録が確認できる方は、2回目の接種のみが定期予防接種の対象となりますので、予診票は1部しか同封しておりません。

なお、対象者の方で、4月中旬になっても郵送物が届かない方、既に届いた郵送物を紛失された方、もしくは転入等により新たに北区民となった対象者の方で接種を希望される方は、このページ下部にある「今回の予防接種に関するお問合せ先」へご連絡ください。

入院・施設入所等のやむを得ない事情により23区以外で接種する場合

 原則、北区民の定期予防接種は、北区内の協力医療機関もしくは東京23区内の協力医療機関においてのみ接種を実施いたします。ただし、入院・施設入所等のやむを得ない理由があり、かつ、事前に北区長から入院・施設入所等の滞在先自治体の長もしくは23区外医療機関あてに依頼をした場合に限り、例外的に23区外の自治体においても定期予防接種を受けることができます。その場合、接種を実施する前に、北区から滞在先自治体もしくは23区外医療機関へ、書面での依頼手続き等が必要になりますので、必ず余裕をもって事前にお申し出ください(接種後のお申し出は認められません)。

接種場所について(令和7年度北区帯状疱疹定期予防接種協力医療機関一覧)

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンとは

 帯状疱疹ワクチンには、現在2つの製品があります(不活化ワクチン「シングリックス」、生ワクチン「ビケン」)。接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

ワクチンについて

ワクチンの種類 不活化ワクチン
「シングリックス」
生ワクチン
「ビケン」
接種回数(接種方法) 2回(筋肉内に接種) 1回(皮下に接種)
接種スケジュール

通常2か月以上の間隔を置いて2回接種

※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

接種できない方 免疫の状態に関わらず接種可能です。 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。
接種に注意が必要な方 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。

 医療機関ごとに、接種費用や取り扱われるワクチンが異なります。北区では、どちらのワクチンが良いかなどのご相談に対応しておりません。ワクチンの効果や特徴、費用などを参考にご判断ください。特に基礎疾患のある方は、主治医と相談の上で接種するワクチンをご選択ください。

帯状疱疹ワクチンの効果

ワクチンの効果

ワクチンの種類 不活化ワクチン
「シングリックス」
生ワクチン
「ビケン」
帯状疱疹に対する
ワクチンの効果(報告)
接種後1年時点 9割以上の予防効果 6割程度の予防効果
接種後5年時点 9割程度の予防効果 4割程度の予防効果
接種後10年時点

7割程度の予防効果

※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、不活化ワクチンは9割以上、生ワクチンは6割程度と報告されています。

帯状疱疹ワクチンの安全性

 ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、不活化ワクチンについては、ショック、アナフィラキシーが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎がみられることがあります。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

ワクチンの安全性(各社の添付文書より厚労省にて作成)

主な副反応の発現割合 不活化ワクチン
「シングリックス」
生ワクチン
「ビケン」
70%以上 疼痛*
30%以上 発赤*、筋肉痛、疲労 発赤*
10%以上 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状 そう痒感*、熱感*、腫脹*、疼痛*、硬結*
1%以上 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛 発疹、倦怠感

*ワクチンを接種した部位の症状

副反応について

  • 不活化ワクチン「シングリックス」
    注射部位の痛み、赤み、腫れなど、全身症状として筋肉痛、疲労感、頭痛を伴うことがありますが、これらの多くは、通常3日間ほどで消失します。また、重大な副反応として、ショックやアナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する血圧低下、呼吸困難や全身性のじんましんを伴うアレルギー反応のこと)が起こる可能性があります。
  • 生ワクチン「ビケン」
    ワクチンの接種直後から翌日に発疹、じんましん、紅斑、かゆみ、発熱などがみられることがあります。全身症状として、接種後1~3週間ごろに発熱、発疹、水疱性発疹がみられることがありますが、通常、数日中に消失します。また、帯状疱疹になることがありますが、ワクチン接種を受けない場合とくらべて、同じか低い頻度です。局所症状として発赤、腫脹、硬結などがみられることがあります。アナフィラキシーや、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎がみられることがあります。

他のワクチンとの同時接種・接種間隔

 いずれの帯状疱疹ワクチンについても、医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。ただし、生ワクチンについては、他の「注射生ワクチン」と27日以上の間隔を置いて接種してください。

健康被害救済制度

 万が一、定期予防接種の副反応によって生活に支障が出るような障害を残すなどの重大な健康被害が生じた場合は、予防接種健康被害救済制度による給付の対象となります。給付には、厚生労働大臣が予防接種と健康被害に因果関係がある旨を認定する必要があります。

 

今回の予防接種に関するお問合せ先(平日午前9時~午後5時)

(1)予診票の発行・再発行に関するお問合せ【健診コールセンター】
 電話 03-3919-9603

(2)(1)以外の予防接種に関するお問合せ【北区保健所 保健予防課 保健予防係】
 電話 03-3919-3104
 (ファクス 03-3919-5163)

(3)予防接種に関する不明及び疑問な点について【厚生労働省「感染症・予防接種相談窓口」】
 電話 0120-469-283
 

関連リンク

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お問い合わせ

北区保健所 保健予防課 保健予防係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話:03-3919-3104
北区保健所 保健予防課 保健予防係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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