A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)

ページ番号1009122  更新日: 2025年3月18日

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は、例年「春から初夏」にかけてと「冬」に小児に流行する感染症です。

溶連菌感染症は、主に飛沫感染と接触感染により感染します。
予防、拡大防止のために、引き続きこまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとり心がけましょう。
咽頭痛がある場合は早めに医療機関等を受診し、検査を受けましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群溶血性レンサ球菌を原因とする上気道の感染症です。

  • 概ね2~5日の潜伏期間の後に、突然38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌等の症状が出現し、しばしばおう吐やおう気を伴います。
  • 3歳以下では、鼻炎症状や発熱、不機嫌、食欲不振等の症状が出現します。
  • 多くの場合、熱は3~5日以内に下がり、1週間以内には症状は改善します。
    まれに重症化し、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。合併症には肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。

 

都内での流行状況

感染症対策

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」と、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」により感染します。

感染防止対策のポイント

  1. こまめに手を洗いましょう
  2. 普段から一人ひとりが咳エチケットを心がけましょう
  3. 流行時には、マスクの着用も有効です

咳エチケット

  • せき・くしゃみの症状がある時は、マスクをしましょう
  • せき・くしゃみをする時は、口と鼻をティッシュでおおいましょう
  • せき・くしゃみをする時は、周りの人から顔をそらしましょう

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の治療

抗菌剤による治療を行います。腎炎などの合併症を防ぐため、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。

喉の痛みがひどい場合は、柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけましょう。

お問い合わせ

北区保健所 保健予防課 感染症係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話:03-3919-3102
北区保健所 保健予防課 感染症係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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