麻しん(はしか)にご注意ください

ページ番号1009114  更新日: 2025年3月18日

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麻しんとは

麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染し、感染力は非常に強いと言われています。

免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

平成27(2015)年3月、日本は麻しんの排除状態にあることがWHO(世界保健機関)により認定されました。しかし現在でも、日本国内において麻しんの患者報告があります。

症状

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。

2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。

死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

潜伏期間は最大21日間のため、その間は症状が出る可能性があります。

麻しんの予防

麻しんは感染力が強く、基本的な感染症対策(手洗い・咳エチケット・マスク・換気)だけでは十分ではなく、麻しんワクチン接種2回が最も有効な予防方法です。

  • 過去の麻しんに対するワクチン接種歴、り患歴を母子手帳などで確認し、り患歴がなく、過去2回ワクチン接種をしていない場合は、ワクチン接種を検討しましょう。
  • り患歴やワクチン接種歴が不明な場合は、抗体検査を検討しましょう。
  • 妊娠中に感染した場合、流産や早産を起こす可能性があるため、妊娠前に接種を検討してください。
  • 妊娠中はワクチン接種を受けることができませんので、麻しん流行時には人混みを避けるなどの注意が必要です。

予防接種

定期予防接種

1期:1歳以上2歳未満

2期:小学校に上がる前の1年間(5歳から7歳未満)

定期外予防接種(任意予防接種)

麻しんが疑われる場合

麻しん患者と接触し、麻しんを疑う症状(発熱や発疹、咳、鼻水、眼の充血など)が現れた場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えてください。

受診の際は公共交通機関の利用を控えて、医療機関の指示に従って受診してください。

また、症状がある時は人にうつさないように、外出は控えてください。

お問い合わせ

北区保健所 保健予防課 感染症係
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話:03-3919-3102
北区保健所 保健予防課 感染症係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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