ごみと資源についての学習

ページ番号1002091  更新日: 2025年9月9日

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親子でリデュースクッキング調理実習会

リサイクル清掃課では、生ごみの減量や食品ロスの削減の啓発活動の一環として、エコ・クッキングの研究・推進を行っている東京家政大学と協働し、平成25年度から令和2年度まで食材を有効活用したリデュースクッキングレシピ(生ごみ削減レシピ)の開発を行ってきました。現在は、毎年夏休みに小学生とその保護者を対象にこのレシピを使用した「親子でリデュースクッキング調理実習会」を実施しています。

令和7年度開催

8月22日(金曜日)に、北区が包括協定を結んでいる東京家政大学(板橋区加賀1-18-1)にて、「親子で学ぼう!リデュースクッキング調理実習会」を全2回開催し、区内在住・在学の小学5・6年生と保護者計22名が参加しました。

説明
講師によるデモンストレーションの様子

「リデュースクッキング」ってなに?講師から学ぶ

初めに、東京家政大学の三神講師によるリデュースクッキングについての簡単な講義が行われました。「リデュースクッキング」とは、普段の調理で生ごみとして捨ててしまいがちな部分も活用する調理方法です。参加者は、カードゲーム等を通じてエコな買い物の方法や食材の切り方を学び、食品ロスを減らすための調理等のコツを学びました。

調理
調理の様子

実際に目で見て、やってみよう!

この日のメニューは、ビーフストロガノフとアップルクーヘン!食材をできるだけ丸ごと使う切り方や、野菜を皮ごとすりおろす方法など、実際に調理する食材を使って、赤石講師による調理のデモンストレーションが行われました。
講義のあとは、いよいよ参加者による調理実習!学んだ調理方法はもちろん、すりおろした人参の残りを、調理で使用する水でフライパンに流し入れ活用するなど、様々な工夫をしながら楽しくエコ調理を行っている様子が伺えました。

計量
生ごみの量を計量している様子

生ごみの量の違いを見てみると、、、

調理後、実際にでた生ごみの量を計量してみると、通常の調理では15グラム程度でてしまう生ごみが、どの班も「2g~4g」程度!実際に計量した参加者からは「こんなにごみが減るなんて!」との声があがりました。
 

完成した料理
完成したポークストロガノフとアップルクーヘン

調理後は実食し、作った料理を食べた子どもたちからは、「野菜の皮をむかなくてもおいしく作ることができた!」保護者の方からは「リデュースクッキングは手間がかかると思っていたが、とても簡単。今後も子どもと一緒に取り組みたい。」といった感想が寄せられました。赤石講師からは「調理を楽しむ姿がとても印象的でした。ご家庭でも今日の経験を思い出しながら、親子で食品ロスを減らす工夫を続けていただけたらと思います。」とのお声をいただきました。

はじめよう!「リデュースクッキング」

リデュースクッキングの1つひとつの取組みは、すぐにできることばかりです。「時短」になって、「栄養」がとれて、「ごみ捨ても楽」になる、いいことばかりの調理方法を今日からはじめてみませんか?

レシピ

親子で学ぼう!エコエコツアー

リサイクル清掃課では、ごみと資源についての学習の一環として、毎年夏休みに小学生とその保護者を対象に「エコエコツアー」を実施しています。

令和7年度開催(有明清掃工場・中央防波堤埋立処分場見学)

8月7日(木曜日)に、「親子で学ぼう!エコエコツアー2025」を開催し、江東区の「有明清掃工場」や「中央防波堤埋立処分場」の見学を行いました。このイベントには、区内在住・在学の小学4年生を中心とした児童とその保護者、計55名が参加しました。

有明清掃工場
「ごみバンカ」を見学する様子

ごみはどこへ?「有明清掃工場」の見学で学ぶ

午前中に訪れた「有明清掃工場」では、出されたごみが清掃工場に運ばれた後、どのように処理されているのかを見学しました。「ごみバンカ」と呼ばれる、ごみを燃やすまでためておくところを見たり、巨大なごみクレーンがごみをかき混ぜ、焼却炉に投入する様子を間近で観察しました。子ども達からは、「ごみのにおいをどのように抑えているの?」「ごみクレーンはどのくらい大きいの?」など、多くの質問を工場職員に投げかけていました。また、最近、清掃工場でリチウムイオン電池による火災が増えていると聞き、「リチウムイオン電池が爆発してしまうなんてびっくり!」と驚く声も。こうした学びを通して、一人ひとりがごみをしっかり分けて出すことの大切さを感じたようです。

埋立処分場環境学習ホール
環境学習ホールで学習している様子

午後は「中央防波堤埋立処分場」を見学!「サンドイッチ工法」って何?

午後からは、清掃工場ででた灰を、コンテナ車やダンプ車で運搬して埋め立てる「中央防波堤埋立処分場」を見学しました。まず、環境学習ホールでごみ処理やリサイクルの流れ、環境保全の取組について学びました。その後、バスに乗りながら粗大ごみや燃やせないごみを破砕する様子、埋立処分場の様子を見学しました。

エコエコツアー埋立処分場
埋立処分場を見学する様子

特に、「サンドイッチ工法」という埋立方法には、参加者から感心の声がたくさんあがりました。これは、ごみを3メートル積み、その上に50センチの厚さの土をかぶせ、これを繰り返し30メートルの高さまで埋め立てる方法です。また、埋め立てる場所には限りがあることを聞いた参加者からは「埋め立てを続けられるのはあと50年くらいと聞いてびっくり!」との声もありました。

心に残る学びを家庭でも活かそう!

今回のエコエコツアーを通じて、参加者は、家庭でのごみの分別やリサイクルの大切さを改めて実感していました。子ども達からは「自分の出すごみがどこに行っているのかを知ることができた。」、保護者の方からは「まずはリデュースが大事だと分かった。そのうえで、3R(Reduce、Reuse、Recycle)をこれまで以上に取り組みたい!」との感想が寄せられました。

今回参加できなかったみなさんも、ぜひ次回のイベントにご参加ください!

 

子どもへのごみと資源についての学習

写真:子ども環境学習1

写真:子ども環境学習2


北区清掃事務所では、ごみと資源の分別への理解を深めていただくために、保育園や小学校などでごみと資源についての学習を行っています。

ごみの分別クイズ、カラス被害についての説明、ペットボトルの出し方の体験や清掃車の試乗などをしています。

子どもへのごみと資源についての学習の開催をご希望の場合は、北区清掃事務所までご連絡ください。

環境学習ツアー「紙資源のゆくえを追いかけろっ!! おみせの裏側、見てみよう」

令和6年1月27日(土曜日)に実施した、環境学習ツアーの内容に関する動画を公開しております。このツアーは、株式会社ダイエーが取り組んでいるレジ袋有料化に伴うレジ袋の売り上げを、環境行政に役立ててほしいという思いのもとでいただいた寄付金により実施しました。

株式会社ダイエーのお店でのリサイクルを中心に仕事体験をしました。また、紙すき体験や紙のリサイクルに関する座学なども行い、資源の大切さについて学びました。

関連リンク

お問い合わせ

生活環境部 リサイクル清掃課
〒114-0002 東京都北区王子1-12-4 TIC王子ビル2階
電話:03-3908-8538
生活環境部 リサイクル清掃課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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