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河川生物生息調査を実施

2025年10月24日(金曜日)

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船上からの投網の様子の画像
船上からの投網の様子

北区は、区内を流れる4河川(荒川・隅田川・新河岸川・石神井川)で、区民が組織する北区釣魚連合会(生田目昭憲会長)の会員20名の協力を得て、『河川生物生息調査』を実施した。今年で42回目となる。
河川における生物調査を区民と毎年継続的に取り組んでいる区は23区でもあまり例がない。今年度調査では、船上からの投網や河川10地点での釣りによってコノシロ、カダヤシやマハゼなど34種類989尾の魚を捕獲し、その場で魚種や大きさ等を記録測定した。最も大きい魚はコイで全長78.0cm。今後、魚の可食部(食べられる部位)の総水銀やPCB含有量などの汚染状況を調査し、3回にわたる調査結果は、令和8年3月に区内4河川の『北区河川生物生息調査報告書』としてまとめられる。


北区では、9月9日(火曜日)・10月6日(月曜日)・21日(火曜日)の3回に分けて、区内を流れる4河川(荒川・隅田川・新河岸川・石神井川)で、『北区河川生物生息調査』を実施した。同調査は、河川で捕獲した魚種や可食部に含まれる水銀等を測定し、河川の魚類生息状況を明らかにすることで、河川環境や水質を調査しようと昭和59年から始まり、今年で42回目を迎えた。

10月21日(火曜日)の調査は3河川(荒川・隅田川・新河岸川)で行い、北区釣魚連合会の協力のもと10地点に分かれた川岸からの釣りと、船からの投網による捕獲を実施した。捕獲された魚は、その場で全長等を測定して記録、特定外来種と魚肉分析用の少数個体を除いて現場に放流した。魚肉分析では可食部の総水銀とPCBの量を分析する。
釣りおよび投網調査では、手のひらにのるような小さい魚から、両手で持つような大きい魚まで、多種多様な魚が捕獲された。今年度の調査で最長の魚は、投網で捕獲されたコイで、全長78.0cmであった。3回に渡って行われた調査で捕獲した魚は、コノシロ、カダヤシやマハゼなど、捕獲量は合計34種類989尾だった。

第2回調査から参加している淡水魚類研究者の君塚芳輝氏は『42年も職員による調査を続けている北区環境課に敬意を表する。今年度は新たな種類は見つからなかったものの、ここ数年はカライワシやクルメサヨリなどが安定してみられ、在来魚の多様性が豊かになっていることは喜ばしい』と話していた。

3回にわたる調査結果は、令和8年3月に区内4河川の『北区河川生物生息調査報告書』としてまとめられる。

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