巻貝の食中毒に気を付けよう!

ページ番号1018764  更新日: 2025年3月4日

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エゾボラ、エゾボラモドキ、ヒメエゾボラなどエゾバイ科エゾボラ属の巻貝は、ツブあるいは赤バイなどと呼ばれ販売されています。

これら巻貝の唾液腺には、テトラミンという毒が含まれています。

北区では、平成28年11月にチヂミエゾボラによるテトラミン食中毒が発生しました。

テトラミン食中毒の症状

主な症状は、物が二重に見えるなどの視覚異常、酩酊感、めまい、吐き気、頭痛などです。

食べてから30分から2時間くらいで発症し、通常数時間で回復します。死亡例はありません。

テトラミン食中毒の予防方法

テトラミンは巻貝の唾液腺に存在します。そのため、調理の前に唾液腺をきちんと除去することが必要です。

テトラミンは加熱しても分解されません。唾液腺のついたまま加熱調理を行うと、唾液腺中のテトラミンの一部は筋肉や内臓、煮汁に移行し、食べると食中毒の症状が出る場合があります。

唾液腺の除去方法

唾液腺の除去方法手順1
(1) 貝から身を取り出します。

唾液腺の除去方法2
(2) 内臓と筋肉に分けます。

唾液腺の除去方法3
(3) 貝蓋を下にして切り落とし、筋肉部分を縦に半分に分けます。青色で囲んだ部分が唾液腺です。
(左右にあります)

唾液腺の除去方法4
(4) 唾液腺を取り出します。(手で簡単に除去できます)

お問い合わせ

北区保健所 生活衛生課 食品衛生
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話:03-3919-0726
北区保健所 生活衛生課 食品衛生へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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