セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください

ページ番号1009004  更新日: 2025年3月3日

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セアカゴケグモとハイイロゴケグモは、ともにヒメグモ科ゴケグモ属に属する外来種のクモです。
毒を持っていて、人の生命または身体に係る被害があるため、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されています。

特徴

クモの体は頭胸部と腹部の2つの部分からなり、頭胸部からは4対(8本)の脚が生えています。
ゴケグモ属は、腹部が大きな球形をしており、腹部腹面にある四角い砂時計のような形の模様が特徴です。
セアカゴケグモもハイイロゴケグモも、有毒なのはメスのみです。

写真:セアカゴケグモ
セアカゴケグモ(メス)の若い個体
(環境省提供)

セアカゴケグモ
成熟したメスの体長は、7ミリメートルから1センチメートルです。全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦すじがあります。下の写真は若い個体で、成熟すると白い模様がなくなります。


写真:ハイイロゴケグモ
【上】ハイイロゴケグモのオス
【下】ハイイロゴケグモのメス
(環境省提供)

ハイイロゴケグモ
成熟したメスの体長は、7ミリメートルから1センチメートルです。腹部背面が、真黒のものや茶色や灰色を基調として斑紋を有するものなど、色彩は様々で変異が多くみられます。

確認状況

セアカゴケグモとハイイロゴケグモのどちらも、日本では平成7年に初めて発見されました。
港湾地域又はそれに隣接する地域で多く発見されており、海外からの輸入貨物のコンテナ等に付着して侵入してきた可能性があります。国内では、貨物や自動車などに営巣し運ばれた結果、生息域が拡大したと考えられています。
これまでに、セアカゴケグモは45都道府県、ハイイロゴケグモは13都道府県で確認されています(令和元年8月8日現在)。
詳細は環境省のホームページを参照してください。

生息場所

  • 日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物のあらゆる窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。
    (例)プランターの裏、室外機の裏、庭に置いた靴の中など
  • 屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。

発見した場合

セアカゴケグモは、基本的におとなしく攻撃性はありませんが、毒を持っています。咬まれることがありますので、絶対に素手で捕まえたり触ったりしないように注意してください。

駆除方法

長袖長ズボンや軍手などを着用し、以下の方法のいずれか、もしくは組み合わせて駆除してください。

  • 靴をビニール袋で覆い、踏みつぶす。
  • 熱湯をかける。
  • 家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を噴霧する。

1匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。

咬まれた時

できるだけ早くお近くの医療機関を受診してください。より適切な治療のため、できれば駆除したクモを医療機関にご持参ください。

関連リンク

お問い合わせ

北区保健所 生活衛生課 環境衛生
〒114-0001 東京都北区東十条2-7-3
電話:03-3919-0720
北区保健所 生活衛生課 環境衛生へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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