航空機騒音実態調査結果(北区)

ページ番号1010200  更新日: 2025年2月7日

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国は、令和2年3月29日より羽田空港において新飛行経路の運用を開始しました。
運用開始前後の区内の航空機騒音を把握するため、平成30年度と令和2年度に区内3か所で航空機騒音実態調査を行いました。

調査地点

航空機の飛行経路や付近の妨害音の発生状況等の観点から、王子、赤羽、滝野川各地区1地点ずつ調査地点を選定し、各施設の屋上で調査を行いました。

  • 王子地区:豊島区民センター(豊島3-27-22)
  • 赤羽地区:袋小学校(赤羽北2-15-3)
  • 滝野川地区:西ケ原小学校(西ケ原4-19-21)

調査方法

航空機騒音測定・評価マニュアル(環境省)に準じて実施しました。
また、風向分布の季節変化を考慮し、夏季と冬季の2回調査を行いました。

調査結果

平成30年度

【夏季】平成30年8月10日~16日

調査地点

Lden(dB)

単発騒音発生回数(回)

期間最大騒音レベル(dB)

期間パワー平均(dB)

豊島区民センター

30.3

54

68.6

58.6

袋小学校

36.2

115

64.2

57.6

西ケ原小学校

35.5

196

63.1

55.3

【冬季】平成30年12月31日~平成31年1月6日

調査地点

Lden(dB)

単発騒音発生回数(回)

期間最大騒音レベル(dB)

期間パワー平均(dB)

豊島区民センター

32.3

62

62.5

58.2

袋小学校

37.2

172

66.9

57.4

西ケ原小学校

32.9

140

61.2

55.5

令和2年度

【夏季】令和2年8月14日~20日

調査地点

Lden(dB)

単発騒音発生回数(回)

期間最大騒音レベル(dB)

期間パワー平均(dB)

豊島区民センター

30.1

62

65.1

58.2

袋小学校

39.9

255

73.7

63.3

西ケ原小学校

22.7

23

59.7

55.5

【冬季】令和2年12月28日~令和3年1月3日

調査地点

Lden(dB)

単発騒音発生回数(回)

期間最大騒音レベル(dB)

期間パワー平均(dB)

豊島区民センター

32.9

78

64.5

58.5

袋小学校

33.6

103

62.2

56.0

西ケ原小学校

33.6

174

66.9

56.3

  • 航空機騒音と識別できたもののうち、ヘリコプターを除いたものを評価対象としました。
  • 評価は、航空機騒音測定・評価マニュアル(環境省)に従い、最大騒音レベルが暗騒音レベルから10dB以上大きいものを対象としました。
  • Lden(時間帯補正等価騒音レベル)は、平成25年4月1日から航空機騒音の評価指標となったもので、単位はdB(デシベル)です。Ldenの「den」はDay(昼)、Evening(夕)、Night(夜)を表しており、昼夕夜平均騒音レベルとも呼ばれます。航空機の音は、だんだん大きくなって、やがて小さくなって聞こえなくなります。航空機騒音では、最大値が暗騒音に対して10dB以上高いものを対象としています。また、周囲がうるさい昼間の航空機の音は影響が少なく、寝静まった夜中の音は影響が大きいと考えられます。そこで、Ldenでは時間帯別に重み付けします。具体的には、夕方(19時~22時)に発生した騒音には、その騒音による暴露量に5dBを、夜間(0時から7時及び22時から24時)に発生した騒音には、その騒音による暴露量に10dBを加算し補正しています。その重み付けされた暴露量の総和を1日24時間で平均することでLdenを算出します。
  • 航空機騒音の環境基準(Lden)は、地域類型1.(住居系地域)は57dB、地域類型2.(その他の地域)は62dBですが、北区は環境基準適用対象外です。
  • 令和2年度【夏季】の西ケ原小学校は、蝉の鳴き声などの影響により、航空機の騒音として評価できる騒音が少なくなっています。

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