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「令和7年度障害者週間記念講演会」開催

2025年12月9日(火曜日)

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デフリンピックについて語る山田真樹選手 画像
デフリンピックについて語る山田真樹選手

12月6日(土曜日)、十条台ふれあい館第1ホール(中十条1-2−18)で、「令和7年度障害者週間記念講演会」が開催された。
これは、例年障害者週間(12月3日〜9日)に合わせて障害者への理解を広げる取り組みであり、障害者スポーツをテーマにした講演会を開催するもの。
当日は、50名の定員を大きく超える94名の参加者が来場。手作りの金メダルを山田選手に渡す来場者もおり、山田選手が嬉しそうに受け取るなど選手と参加者間の距離が近い講演となった。


北区では、障害のある人とない人の相互理解を促し、障害者のスポーツ実施率向上につなげていくことを目的として、例年障害者週間(12月3日〜9日)に、パラスポーツをテーマにした「障害者週間記念講演会」を開催している。
今回の講演会では、東京2025デフリンピック男子陸上において金メダル2つ、銀メダル1つを獲得し、更にはデフ日本新記録を樹立した「北区ゆかりのアスリート」でもある山田真樹選手を迎え、デフリンピックの舞台裏について手話を通じてお話があった。
この日、会場には、定員50名に対して、想定を大きく上回る94名の来場者が集まった。来場者らは、両手を掲げ、手話で表現された拍手で山田選手を迎え入れた。
山田選手は、大会直前に体調不良から抜け出した際のエピソードを紹介。7月から11月にかけて、毎月の体調不良に加え、焦りや憤り、不安やプレッシャーに押しつぶされそうになっていたとき、デフリンピック初日に妻から便箋6枚に渡って書かれた手紙を受け取った。手紙には山田選手に対するこれまでの感謝とねぎらいが書かれ、その最後は「デフリンピックを楽しんで!」という一文で締めくくられていた。それを読んだ山田選手は、「今まではポスターにも掲載されたし、メダルを獲らなければ」という思いにとらわれ過ぎていたが、「デフリンピックを楽しんで!」という言葉によって、プレッシャーから解放され、それが好結果につながった、と家族への感謝を明かした。
講演の後に行われた質疑応答では、「デフリンピック直前に髪の毛の色が赤色に変わったが、それに込めた想いやゲン担ぎはあったのか?」という質問に対して、山田選手は「髪の色は日の丸の赤色をイメージした。派手な色にして金メダルを取れなかったらどうしようと思い、半分だけ赤にした」などと冗談を交えながら説明していた。

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