News Release 代替テキスト

「北区立学校生徒と教育委員による懇談会」を開催

2025年12月4日(木曜日)

ページ番号1025032 

印刷大きな文字で印刷

懇談会の様子の画像
懇談会の様子

11月27日(木曜日)に、北区立学校生徒と教育委員による懇談会が実施された。各校からの代表生徒12名と北区教育委員の5名に、教育長や教育振興部長も加わり、意見交換が行われた。
本年度から、教育委員と話したい事柄を事前に生徒から募集し、その中から特に多かった事柄を懇談会のテーマとし、中学生と教育委員が活発に意見交換を行った。
代表生徒は、自分が考えた事柄をもとに教育委員と意見交換ができるとあって、生徒たちは生活の中で考えていることや悩みを積極的に伝え合った。


令和6年4月1日に「東京都北区子どもの権利と幸せに関する条例」が施行された。この条例において、子どもの「意見表明権」は、全ての子どもがもつべき最も重要な権利の一つとして位置付けられている。この権利は、単に子どもが発言することを許すだけでなく、その意見や考え、気持ちが真剣に受け止められ、尊重されることを区や保護者、地域社会に義務付けるものである。そこで、本年度の「北区立学校生徒と教育委員による懇談会」では、事前に懇談会で教育委員と話してみたい事柄を参加する中学生から募り、その中から特に多かった3つの事柄をテーマに、生徒と教育委員がお互いの意見を伝え合った。

「中学生とデジタル機器・AIの付き合い方について」のテーマでは、これからAIとどう向き合うべきなのか、一人1台学習用端末(きたコン)をそれぞれの学校では、どのように活用し、どのような問題が起きているのか、活発な意見交換が行われた。

「これからの時代の『よい学校』とは」のテーマでは、自分たちの学校は果たしてよい学校なのかを考えたり、デジタル意見箱を運用している学校から活用方法等を聞いたりした。これからの時代は、お互いの違いを認め肯定的に捉えようとする態度が必要だという考えも出された。

「より生徒の意見を取り入れた生徒会活動にするためには」のテーマでは、各校の生徒会朝会の状況や校則を見直すためにはどうしたらよいかを、積極的に話し合った。また、意見箱には個人的な内容が含まれる場合もあり、その運用の難しさが共有されていた。

会の終わりに、懇談会初参加となる福田教育長の「大変充実した時間を過ごせた。みなさんは、かっこいい中学生になってほしい。リーダーとしての今の経験は必ず将来生きるのでがんばってほしい」という言葉で会を締めくくった。未来の北区を担う中学生がしっかりと意見を述べ、それを受け止めこれからの教育活動に生かそうとする姿勢が見られ、「意見表明権」を大切にすることを具現化した懇談会となった。

お問い合わせ

教育委員会事務局教育振興部 教育指導課 指導係
〒114-8546 東京都北区滝野川2-52-10(旧滝野川中学校)北区役所滝野川分庁舎2階4番
電話:03-3908-9287
教育委員会事務局教育振興部 教育指導課 指導係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。