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<事前案内>「鍛金家・奥山峰石 米寿記念展 ~人間国宝認定30年の軌跡~」開催

2025年8月22日(金曜日)

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金鎚で地金を成形する奥山峰石氏 画像
金鎚で地金を成形する奥山峰石氏

8月30日(土曜日)、飛鳥山博物館(王子1-1-3)で「鍛金家・奥山峰石 米寿記念展~人間国宝認定30年の軌跡~」が開催される。
これは、人間国宝で北区名誉区民でもある奥山峰石氏が令和7年に米寿を迎え、また、人間国宝に認定されてから30年の節目を記念したもの。
多彩な技法を駆使して温かく繊細に創り上げられた作品約75点を公開する。9月21日(日曜日)まで。観覧無料。


重要無形文化財「鍛金」保持者(人間国宝)の奥山峰石氏は、米寿を記念した展覧会「鍛金家・奥山峰石 米寿記念展~人間国宝認定30年の軌跡~」を開催する。平成7年に人間国宝(重要無形文化財)「鍛金」保持者に認定されてから、令和7年で30年目の節目を迎えるとともに、米寿を迎えたことを記念したもの。現在は、「鍛金」のみならず金工界の人間国宝の中で最も長くその地位におり、史上最長記録を更新中となっている。なお、本展は、同氏の故郷である新庄市でも開催されている。(17日で終了)
「鍛金」とは、金属(金・銀・銅など)を木づち・金づちで叩いて伸ばしながら形を作り出す金属工芸の技法のことであり、高度な技術が必要とされている。同氏は、昭和12年山形県新庄市に生まれ、15歳の頃に上京し、銀製品の職人として鍛金の技術を学んだ。以後、以来70年以上に渡り「一代一職」という信念のもと創作活動に従事。昭和45年には、活動拠点を北区に移し、職人の仕事だけではなく、その技術や技法を芸術作品へと昇華していった。
本展では、職人から鍛金作家へと歩みはじめた昭和52年頃に制作された《一輪挿し》を48年ぶりに公開するほか、《打込象嵌花器「滝桜 深深と爛慢」》(文化庁蔵)、《切嵌象嵌牡丹文鉢》(東京都蔵)をはじめ、新庄市と北区等が所蔵する作品約75点を公開し、同氏が歩んできた軌跡を辿る。金属が放つ優雅な光沢と美しい曲線、熟練を要する手仕事でこそなし得る匠の技が堪能できる。

開催期間

8月30日(土曜日)~9月21日(日曜日)午前10時~午後5時(8月30日のみ13時より開催)
休館日:月曜日(祝日の時は火曜日)

会場

飛鳥山博物館 特別展示室、ホワイエ、講堂(王子1-1-3飛鳥山公園内)
JR京浜東北線王子駅南口より徒歩5分/東京メトロ南北線西ケ原駅より徒歩7分

観覧料

無料

奥山峰石氏プロフィール

鍛金家。昭和12年山形県新庄市生まれ。笠原宗峰氏に弟子入り、田中光輝氏に師事。昭和57年日本伝統工芸武蔵野展奨励賞をはじめ、数々の賞を受賞するなど、その技法が高く評価されている。平成7年重要無形文化財「鍛金」保持者(人間国宝)認定。北区名誉区民に選定。平成9年紫綬褒章受章。平成19年旭日小綬章綬章。平成30年東京都名誉都民に選定。昭和45年から北区在住。

主催

奥山峰石

共催

山形県新庄市、新庄開府400年記念事業実行員会、北区、北区教育委員会、公益財団法人北区文化振興財団

後援

新庄市教育委員会、新庄市芸術文化協会、東京都北区美術会、東京都北区伝統工芸保存会、一般社団法人王子青色申告会、東京金銀器工業協同組合・伝統工芸士会

協力

文化庁、東京都

お問い合わせ

総務部 総務課 総務係
〒114-8508 東京都北区王子本町1-15-22 北区役所第一庁舎3階4番
電話:03-3908-8623
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