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中学生モニターが区に託す提言を発表

2025年8月6日(水曜日)

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発表を行う中学生の様子の写真
発表を行う中学生の様子

8月5日(火曜日)、区役所別館(王子本町1-11-9)で区内在住・在学の14名の中学生モニターが「中高生世代が行きたくなるティーンズセンター」及び「飲食店の喫煙/禁煙がわかる標識を知ってもらうには」の2つをテーマにやまだ加奈子北区長をはじめとした区関係者の前で発表した。生徒たちはこの日、2つのテーマについて2日間にわたって議論を重ねた提言を発表。会議を通して他校の生徒との絆も深まり、発表を終えた中学生たちからは充実した笑顔があふれていた。


北区では、次代を担う青少年の意見や提案をできる限り区政に反映させるとともに、青少年が区政に関心を持つことによって地域社会の一員としての自覚を深めてもらうことを目的に、平成13年度から「中学生モニター」を実施。中学生が主体となって区政について話し合いを行う自治体はあまり例がなく、今年で25回目を迎える。今回は全3回の開催で、区内在住・在学の中学生合計17名が参加。生徒たちは、「中高生世代が行きたくなるティーンズセンター」と「飲食店の喫煙/禁煙がわかる標識を知ってもらうには」の異なる2テーマについて施設見学や会議を通してグループごとに意見を出し合った。
3回目のこの日、参加した生徒たちは、やまだ北区長や区関係者を前に緊張した面持ちながらも、一人ひとり堂々と発表を行った。
1つ目のテーマである「中高生世代が行きたくなるティーンズセンター」では、「安心・安全に一人ひとりがゆとりを持って過ごせるサードプレイスのような空間が必要」といった意見を皮切りに、機能面では「Wi-Fiやシアター設備があり、友達数人で遊べる部屋」といった斬新な提案がなされた。見取り図を使ってティーンズセンター全体の設備配置について提案する班もあり、発表方法にも工夫が凝らされ、やまだ北区長をはじめとした区関係者を頷かせていた。
2つ目のテーマである「飲食店の喫煙/禁煙がわかる標識を知ってもらうには」では、どの班も中立的な立場に立ち、喫煙者も禁煙者もお互いが気持ちよく過ごせる環境づくりを目指した意見が活発に出された。標識の周知の具体的な方法として、「目を引くようなデザインにしたステッカーやチラシの作成・配布」、「ショート動画などのSNSサービスへの投稿」などがあげられた。この提案に対して他の班からは、「違う発想やアイディアが沢山でてきて面白い」との声があがった。また区関係者からは、「子どもたちの率直な意見を取り入れて、過ごしやすい環境づくりを進めたい」など多くの反応があった。
発表を終えた2年生の女子生徒は、「普段考えることがないテーマについて、他校の生徒と一緒に取り組むことができ、北区に関しての知識も深まりとても有意義な時間だった」と充実した笑顔で話した。また、1年生の女子生徒は、「自分の考えをまとめて誰かに話すというのが難しかったが、班の人と協力して1つのプレゼン資料を完成させることができて自信がついた。この経験を今後の学生生活にも繋げたい」と真剣な眼差しだった。

発表者に質問する生徒

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