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「北海道清水町での森林整備体験学習」を実施

2025年7月28日(月曜日)

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植樹祭の様子 画像
植樹祭の様子

7月25日(金曜日)から27日(日曜日)の3日間、渋沢栄一ゆかりの地である北海道清水町で「森林整備体験学習」を実施し、区内在住・在学の児童26名が参加した。
これは、子どもたちが地元の子どもたちとの交流を図りながら、森林整備体験等を通じて、地球温暖化対策として森林の重要性を学ぶことを目的として昨年度から実施しているもの。
参加した子どもたちは、植樹体験や森林学習などを通じて地元の子どもたちと一緒に楽しみながら学習し、森林やみどりへの理解を深めた。


区は、北海道清水町と「渋沢栄一翁でつながる東京都北区と北海道清水町との次世代を築く連携及び協力に関する協定」を締結。また、J-クレジット移転に関する証明書*1が北海道清水町より贈呈された。さらに令和6年度より、区の森林環境譲与税の活用の一環で、「森林整備体験学習」を実施している。
今回は25日(金曜日)から3日間、昨年度より参加者を増やして実施。一般公募で選ばれた区内在住・在学の小学5、6年生26名と地元の子どもたち15名が参加した。
1日目は渋沢栄一が設立した十勝開墾合資会社にて、大正8年に建設され今も現役として使用している牛舎の見学を通して開拓の歴史を学び、子どもたちの背丈をはるかに超えるトラクターへの乗車体験では大きな歓声が上がっていた。
2日目に行われた清水町主催の植樹祭では、北区と清水町が共同で植樹・整備する「東京都北区と清水町の友好の森」にて、北区参加児童をはじめ、清水町の児童や保護者、一般参加者ら総勢100名が、植樹方法や植樹の目的などの説明を受けた後、0.3ヘクタールの面積に約600本のエゾヤマザクラ等の苗木を植える作業を行った。植樹や下刈り、間伐等、人の手によって整備されることが、森林の循環利用を保つためには必要不可欠であることを学び、その一端を体験することで、森林への親しみを持ってもらうきっかけとなった。その後、林業従事者による森林学習では、地球環境の保全や生物多様性の保全など森林の持つ機能や木々のについて学び、「森林の循環の輪を繋げていく」ことの重要性について理解を深めた。児童らは、「大きなシャベルを使って穴を掘るのは大変だったけど、楽しかった」など、都内では味わえない貴重な体験に充実した表情を見せていた。

*1 J-クレジット移転に関する証明書

北海道清水町が国から認証を受けた温室効果ガスの吸収量を区が購入し、区で発生する温室効果ガス排出量と相殺することを目的としたもの

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