News Release
<事前案内>「平和祈念像の制作者・北村西望と北区彫刻家の系譜」開催
2025年7月23日(水曜日)
7月26日より、北区飛鳥山博物館3階アートギャラリー(王子1-1-3)にて、企画展「平和祈念像の制作者・北村西望と北区彫刻家の系譜」が開催される。
本展では、北村西望による《平和祈念像》の制作背景や軌跡を、彫刻作品や構想資料とともに紹介。吉田三郎、池田勇八、北村治禧、川﨑普照といった北区に在住していた彫刻家にも焦点を当て、西望と彼らの関係性を作品や自筆草稿と共に紹介する。
また、昨年北区で新たに発見された《平和祈念像》の構想記録とともに、今まで未公開であった長崎市役所との書簡を公開し、「平和の象徴」である男性巨人像の構想の秘密に新たな側面から迫る。戦後80年・長崎平和祈念像設置70年にふさわしい貴重な資料が展示される。
開催日時
7月26日(土曜日)~12月21日(日曜日)※休館日を除く 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜(祝日・休日の場合は直後の平日)
開催場所
飛鳥山博物館3Fアートギャラリー(王子1-1-3)
JR京浜東北線「王子」駅南口 徒歩5分/東京メトロ南北線「西ケ原」駅 徒歩7分/東京さくらトラム「飛鳥山」停留場 徒歩4分/北区コミュニティバス「飛鳥山公園」停留所 徒歩2分
入館料
無料
展示監修
土方浦歌(北村西望研究者、キュレーター)
主催
公益財団法人北区文化振興財団 文化振興係
共催
北区
主な展示資料
初公開資料
「北村西望『平和像に就て』原稿(長崎市役所宛て 書簡下書き)」※個人蔵
本資料は、北村西望が長崎市役所に宛てた書簡の下書きと思われる原稿。平和祈念像を「大きな像」とする意義、裸体表現に対する批判への見解、そして長崎出身者としての平和への思いが綴られている。西望は「一度見たら忘れられない」像を通じて、戦争と原爆の記憶を後世に残すことを目指していたことがうかがえる。


翻訳:「尚一歩進めて原爆を記念し平和を祈念し多くの犠牲者の冥福を祈ると共に長崎人として又世界の人に忘れないで居てもらはねばならぬ それには出来る丈大きく頭にしみ込む様にしたい それには珍しい表現で無ければならぬ」
お問い合わせ
公益財団法人 北区文化振興財団
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1 北とぴあ10階
電話:03-6338-5711