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東田端自治会内地域における動物同行避難訓練及び講習会を開催

2025年6月20日(金曜日)

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動物同行避難訓練の参加者たちの写真
動物同行避難訓練の参加者たち

6月15日(日曜日)、中央動物専門学校別館(19号館)(東田端1-4-4)で、飼い主とペットの動物同行避難訓練や獣医師による災害時のペット避難対策等の講習会が開催された。これは、北区・学校法人中央工学校・東田端自治会の三者で締結した「東田端自治会内地域における災害時の愛玩動物及び飼い主の支援活動に関する協定」に基づくもの。当日は約20名の参加者と20匹の犬が集まり、大規模災害を想定した避難訓練及び「過去から学ぶ動物同行避難における課題と対策」と題した講習会に参加した。今回の避難訓練を通して得られた避難時に必要なものや災害時の備え等の知見を今後の動物同行避難に生かしていく。


区では、令和7年2月に北区・学校法人中央工学校・東田端自治会の三者で「東田端自治会内地域における災害時の愛玩動物及び飼い主の支援活動に関する協定」を締結している。本協定は、大規模災害発生時に中央動物専門学校の施設の提供を受け、東田端自治会内地域において被災した飼い主とペットが共に避難生活を送ることができる同伴避難場所を開設するもので、東田端自治会の有志により管理運営を行う。平時においては、飼い主とペットの同行避難訓練や講習会を実施する。
この日、約20名の参加者と20匹の犬が集まり、中央動物専門学校別館(19号館)で動物同行避難訓練や東京都獣医師会北支部長による災害時のペット避難対策等の講習会を開催。まず、参加者らは避難場所に見立てた会場に、避難所の1世帯当たりのスペース(約1.65m×1.65m)を想定したレジャーシートを敷き、実際のスペースを体感。慣れない環境に飼い犬たちも落ち着かない様子であったが、参加者たちは犬たちがリラックスできるようにお互い距離を取るなど協力しあっていた。その後、東京都獣医師会北支部長を講師に招いて、「過去から学ぶ動物同行避難における課題と対策」に関する講習会を実施。はじめに、自助や公助の重要性についての話があり、自治体ごとにペット用物資の備蓄が異なることやペット用の薬品を日ごろから用意しておくなど、人と同じように普段から災害に備えておく大切さを学んだ。また、避難所にはペットを連れている人以外にも様々立場の人が避難していることから、飼い犬をケージに入れなければならないケースが出てくる。そのため、普段からペットをケージに慣れさせておく必要性を知った。
 参加者は「犬と一緒に避難をする体験ができてよかった。もう一度、避難する際のシミュレーションをしてみようと思った」と真剣な面持ちで話していた。今回の訓練では、狭い避難所のスペースで動物とともに避難をすることに対する課題が浮き彫りとなった。特に避難所は、普段と異なる環境であることから、ペットもストレスを感じてしまい、吠えてしまうなどトラブルになることが多いため、ケージやリードなどペット用品が必要になることがわかった。次回の訓練が9月に予定されているので、今回の課題を踏まえ、実践的な訓練となるようにしていく。

お問い合わせ

・講習会に関すること
生活衛生課
電話03-3919-0431
・協定に関すること
防災・危機管理課
電話03-3908―8184