News Release
北区と北海道清水町がJ-クレジット移転に関する証明書贈呈式を実施
2025年6月9日(月曜日)

(やまだ北区長(左)と辻󠄀清水町長(右))
6月6日(金曜日)、北海道清水町の辻󠄀康裕町長からやまだ加奈子北区長にJ-クレジット*1移転に関する証明書の贈呈が行われた。
これは、令和7年度より区で初めて開始したJ-クレジット取引によるカーボン・オフセット*2の一環として、清水町有林J-クレジット375トン(t-CO2)を購入したことに伴うもの。
区と北海道清水町は、今後も継続的にJ-クレジット売買を通じ、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、相互に連携を深めていく。
区は、2050カーボンニュートラルの実現に向けて、「北区環境基本計画2023」に重点施策として掲げている自治体連携による森林整備等、温室効果ガスの削減に向けた取組みを推進し、将来的な脱炭素社会の実現を目指している。
この取組みを、より一層推進するため、令和7年3月31日に北海道清水町と、「令和6年度北区と清水町とのJ-クレジット移転に関する協議書」を締結した。なお、明治時代に渋沢栄一翁が開拓をしたことで知られる北海道清水町と、区は、渋沢翁ゆかりの地として、渋沢栄一翁の精神を受け継ぎ、後世に繋いでいくため、令和5年に「渋沢栄一翁でつながる東京都北区と北海道清水町との次世代を築く連携及び協力に関する協定」を締結している。
今回、区として初めて「カーボン・オフセット」の一環で、北海道清水町とJ-クレジット売買の取引を開始。J-クレジットにより、北海道清水町が国から認証を受けた温室効果ガスの吸収量を区が購入し、区で発生する温室効果ガス排出量と相殺する。今年度は375トン(t-CO2)のJ-クレジットを購入。区が購入するJ-クレジットを活用し、清水町有林における森林整備箇所の整備を支援していく。
この日、区役所に北海道清水町長の辻󠄀康裕町長が訪れ、J-クレジット移転に関する証明書がやまだ加奈子北区長へ贈呈された。
やまだ加奈子北区長は「清水町との連携により区として初めてJ-クレジットの仕組みを導入することができた。今後も本事業に力を入れて取り組んでいきたい」と話した。また、北海道清水町長の辻󠄀康裕町長は「今後も取引を通じ、北区との連携を深めていきたい。」と展望を語った。
*1 J-クレジット
適切な森林管理による温室効果ガスの吸収量をクレジットとして国が認証する制度
*2 カーボン・オフセット
組織活動等で発生した温室効果ガスを、森林による吸収などにより創出された他の場所の温室効果ガス削減分で埋め合わせ(=オフセット)する取組
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