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旧古河庭園の春バラが見頃を迎える

2025年5月16日(金曜日)

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旧古河庭園画像
旧古河庭園の洋館とバラ(5月15日撮影)

旧古河庭園(西ケ原1-27-39)で、約100種200株の春バラが見頃を迎えた。
快晴に恵まれたこの日、ルネサンス風の洋館の前に広がる洋風庭園では、赤やピンク、純白、オレンジなど色彩豊かに咲き誇る美しいバラと、庭園を包み込む甘く豊かな香りに多くの来園者が魅了されていた。
入園料は一般150円、65歳以上は70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生無料)。開園時間は、午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)。

 

旧古河庭園(西ケ原1-27-39、JR上中里駅徒歩7分・駒込駅12分、東京メトロ西ヶ原駅徒歩7分)は、土地の高低差を活かし、建物から庭へと続く連続性を重視し三段構造に設計されている。そのため、約100種類200株のバラが色鮮やかに咲き誇る庭園内から洋館に目を向けると、重厚な石積みの洋館と美しく調和するバラを鑑賞することができ、非日常的な空間を味わえる。

園内のバラ*1は、ビタミンカラーが目を引く『インカ』や、ビロードのような光沢をもつ花びらの赤が際立つ「乾杯」、ときめく恋が連想されるローズピンク色の『恋心』、クリーム色とアプリコット色の組み合わせが珍しい優しい色彩の『琴音』、高貴でゴージャスな雰囲気を醸し出す紫色の『紫雲』も開花し、カメラを持った来場者で賑わっていた。

快晴に恵まれたこの日、見頃を迎えたバラを一目見ようと多くの人が訪れ、ルネサンス風の洋館の前に広がる赤やピンク、純白、オレンジなど色鮮やかに咲くバラを一輪一輪じっくりと観て回り、洋館を背景に大輪のバラを写真に収める人など、思い思いに楽しんでいた。

熱心にバラを撮影していた都内在住の30代の女性は「初めて来ましたが、バラの香りをしっかりと感じられて感動した。様々な種類のバラが咲いていて、表情豊かなバラから元気をもらいました」と笑顔で語ってくれた。

同園では6月30日(月曜日)まで春のバラフェスティバルを開催しており、庭園ガイドや春バラ人気投票等も行われる。また、5月25日(日曜日)には春バラの音楽会を予定しており、洋館横芝生広場で12時と15時(各回約30分)に弦楽四重奏が披露される(雨天中止)。期間中の午前10時~午後4時30分には臨時売店にてバラ関連のグッズや、暑い季節にぴったりのジェラート等の販売も予定している。(販売日は公式HPをご確認ください。)
 

入園料

一般:150円、65歳以上:70円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
 

参考

旧古河庭園は、大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在であることから、平成18(2006)年1月、国の名勝に指定された文化財庭園。もとは明治の元勲・陸奥宗光の邸宅だった。宗光の次男が古河家初代古河市兵衛の養子となったことから、古河家の所有となった。土地の高低差を利用し、和洋両庭園を巧みに調和させている。

ルネサンス風の洋館と、バラ園を中心とした洋風庭園は鹿鳴館や旧岩崎邸庭園洋館などを手がけたイギリスの建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920年)の設計によるもの。また、日本庭園の作庭者は、京都の庭師・植治こと小川治兵衛(1860~1933年)で、洋風庭園にも勝るとも劣らない魅力的な名園を造りあげている。
 

*1園内のバラ

ヨハネ・パウロ2世(白色・米)、スブニール・ドゥ・アンネフランク(オレンジ色から桃色・ベルギー)、シャルル・ドゥ・ゴール(紫色・仏)、ミスター・リンカーン(赤色・米)、ヘルムット・シュミット(黄色・独)など歴史上の人物の名が付いたもの。その他、クリスチャン・ディオール(赤色・仏)、プリンセス・オブ・ウェールズ(白色・英)、万葉(オレンジ色・日)、ピンク・ピース(ピンク色・仏)、ブルー・ムーン(藤色・独)、インカ(黄色、独)など

バラの乾杯の写真

バラの紫雲の写真

お問い合わせ

旧古河庭園サービスセンター
電話03-3910-0394