News Release
堀船小を台湾学校防災教育関係者が訪問
2025年4月18日(金曜日)

4月11日(金曜日)、台湾学校防災教育関係者35名が区立堀船小学校(堀船2-11-9)を訪問した。
関係者一行は、防災教育に関する取組事例の紹介を受け、その後は質疑応答が行われた。
堀船小学校は、令和7年2月14日に第48回全国学校安全教育研究大会を開催するなど、学校安全に関する先進的な取組を全国に向けて発信してきた。
令和5年度からの、堀船小学校の地域を巻き込んだ取組が認められ、台湾学校防災教育関係者の訪問先として選ばれた。
区立堀船小学校は、全国・東京都学校安全教育研究会の研究発表校及び東京都北区教育委員会研究協力校として令和5年度から2年間、安全教育の研究を進めてきた。令和4年度3月に策定された「第3次学校安全の推進に関する計画」に示されている5つの推進方策に基づき、研究主題を「自他の生命を尊重し、安全のために行動できる児童の育成 ―危険を予測し、自ら回避できる能力を育成するために―」として、取り組んできた。
この日、堀船小学校を訪れた台湾学校防災教育関係者一行は、松本麻巳校長と研究主任から、令和5年度からの安全教育に関する取組について説明を受けた。その後は、校内のいたるところにある安全教育に関する掲示物や、防災備蓄倉庫を見学した。
まず一行は、北区学校防災マニュアルや毎月の安全指導の内容、様々な状況を想定した避難訓練の実施とその後の振り返り等についての説明に、興味深く聞き入っていた。また、台湾と違い東京都の公立学校では、年間11回避難訓練が行われていることや、防災備蓄倉庫に区が負担して備品をそろえていることに、驚きの声が上がっていた。
また、説明を聞く中で、堀船小学校では、定期的な避難訓練だけでなく、教科・領域における安全学習や、朝・帰りの会、給食の時間等の日常的な安全指導等、様々な教育活動の中に安全教育の視点が盛り込まれており、教員も児童も安全教育に対する高い意識をもっていることを感じた様子だった。
最後の質疑応答では、堀船小学校の取組について、様々な角度から質問が出され、松本校長と研究主任がその一つ一つに丁寧に答えていた。
台湾も日本同様、自然災害に見舞われることが多い地域である。一行からは、今後も連携や交流を深め、互いの安全教育の充実につなげたいとの意向が示された。


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堀船小学校
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