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保育園などで「一斉防災行動訓練(シェイクアウト)」を実施

2025年3月13日(木曜日)

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ダンゴムシのポーズで身を守る園児と職員
シェイクアウトの様子
(ダンゴムシのポーズで身を守る様子)

3月11日(火曜日)、北区内で「令和6年度北区シェイクアウト」を実施し、区民や区内事業者など38団体5,928人が参加した。この訓練は、区民一人ひとりの防災意識の向上と、地震発生時に自分の身を守る安全行動を身につけることを目的として、平成26年から区内全域を対象に実施している。
区立音無つぼみ保育園(滝野川2-52-9)では、震度6強の地震が発生したことを想定して訓練を実施。地震発生の放送が流れると、園児たちと職員は日頃の避難訓練での経験を活かし、姿勢を低くして頭を守るなど、落ち着いて行動していた。


シェイクアウトは、地震発生時の安全確保行動(1.DROP!(まず低く!)、2.COVER!(頭を守り!)、3.HOLD ON!(動かない!))を身につけるため、家庭や職場、外出先などで同時刻に一斉に行う防災訓練のこと。2008年にアメリカで提唱されたものが起源となり、現在では世界各国で実施されるほどの規模に発展している。

北区役所では、災害発生時に区民の安全を守ることを最優先としながら、区職員を対象に「自助(自分の身は自分で守る)」を再確認し、素早く身を守る行動をとるため、平成25年からシェイクアウトを実施。翌年から区民や区内事業者等に参加を呼びかけ、幼稚園や保育園、学校、町会・自治会、企業など毎年多くの団体が参加している。今回は38団体5,928人が参加した。

この日、区立音無つぼみ保育園では園児たちと職員が、震度6強の地震発生を想定したシェイクアウトを実施。午前10時に放送が流れると、室内で遊んでいた園児たちが一斉に姿勢を低くし、揺れが収まるまでダンゴムシのポーズでじっと身を守るなど、落ち着いて安全行動を実践した。その後、職員による消火訓練も実施。園児たちは職員たちが素早く連携して消火活動を行う様子を見守った。同園によると、毎月防災訓練を行っているため、園児、職員ともに避難する際の一連の流れを理解し、行動する力が身についているという。また、同園は令和6度から、地震、火災発生などの緊急時において、各職員が担うべき役割や取るべき行動が書かれた「アクションカード」を導入している。導入後の訓練では、カードに「園舎内確認」「通報」などの役割や「初期消火」などといった行動が書かれているため迅速な対応ができ、また、個人によって対応に差が生じることがなくなったという。

山口園長は、「訓練を通して、先生たちの「みんなを守るよ」という気持ちが子どもたちに伝わり、落ち着いた安全行動に繋がっているのだと思います。これからも、子どもの命を守ることを最優先にできるよう、職員一人ひとりが役割を持ち、連携をとって守っていきたいです」と訓練の重要性を語ってくれた。

また、区役所でも、午前9時に震度6強の地震が発生したとの想定のもと訓練を実施。地震発生の庁内放送が流れると、職員は一斉に机の下に身を隠し、落下物に備え頭部を手で覆って保護する姿勢をとるなど、迅速に対応した。

アクションカードの画像
アクションカード

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