News Release
アメリカの中学生が北区の小・中学生と交流
2025年2月20日(木曜日)

2月12日(水曜日)にアメリカ合衆国にあるセブンヒルズスクールの中学生50名(男子22名、女子28名)が、4グループに分かれて区立こども園・小中学校を訪問した。これは、北区が実施する北区立学校生徒海外交流事業の一環として行われたもの。同スクールとの交流は2025年で26年目となる。
この日、区立王子桜中学校(王子2-7-1、吉原健校長)・区立王子小学校(同上、原田英孝校長)を訪れた24名(男子8名、女子16名)の同スクール生は、日本文化である「書道」や、アメリカでは馴染みのない「折り紙」「こま回し」「けん玉」などの昔遊びを、生徒・児童とともに体験。初めは緊張していた生徒・児童もこの日のために練習してきた英語やジェスチャーを使って、積極的に親交を深めていた。
北区では、国際交流を通じて人間性を豊かにするとともに、国際社会に柔軟に対応できる人材を育成しようと、昭和63年から北区立中学校生徒海外交流事業を開始。アメリカ合衆国カリフォルニア州ウォルナットクリーク市にあるセブンヒルズスクールとの交流は、今回で26年目となる。平成29年4月には、同市と「パートナーシティ協定」を締結し、これまで20名前後だった生徒の相互交流を、平成29年11月から40名前後に拡充。今回は、2月12日(水曜日)と14日(金曜日)の2日間で同スクールの50名(男子22名、女子28名)が、4つのグループに分かれて区内のこども園・小中学校を訪問して交流した。
2月12日(水曜日)、区立王子桜中学校、王子小学校に訪問した24名の同スクール生は、体育館で生徒・児童から歓迎を受けた後、中学2年生と「書道」、そして5年生と「折り紙」「こま回し」「けん玉」などの昔遊びを体験した。
「書道」体験では、代表生徒によるデモンストレーションを見て、馴染みのない筆使いや墨汁、半紙に興味津々な様子。その後、生徒たちはマンツーマンで、とめ・はね・はらいや書き順をスクール生に英語で説明。力加減などの難しい部分はジェスチャーを交えたり、一緒に筆を持ちながら書いたりして一生懸命説明していた。「和」や「幸」、「桜」など様々な漢字に挑戦した後は、スクール生に好きな言葉や食べ物を聞いてそれを書くなど、コミュニケーションを取りながら進めていた。初めは苦戦していたスクール生だったが徐々にコツを掴み、多くのペアから「ナイス!」「パーフェクト!」という声があがっていた。
その後、体育館で行った「折り紙」「こま回し」「けん玉」などの昔遊び体験や「お祭り」体験では、児童たちは身振り手振りや慣れない英語で生徒に遊び方を説明。上手くできると「グッジョブ!」など、声をかけながら親交を深めていった。スクール生は短い時間で児童たちと一緒に様々な昔遊びを体験し、言葉の壁を越えて楽しんだ。
中学2年生の生徒は「書道を英語で説明するのは難しかったけれど、伝わったときは嬉しかったし、すぐに書けるようになってすごいと思いました」と語り、5年生の児童は「今日のために色々と準備をしたので楽しんでもらえてよかったです。また一緒に遊びたいです」と話してくれた。

お問い合わせ
・王子桜中学校
電話番号:03-5902-3155
・王子小学校
電話番号:03-5903-3358
・教育指導課
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