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「[百萬讀者(ひゃくまんどくしゃ)]を魅了した作家たち~田端の大衆文学・挿絵の世界~」開催

2025年2月14日(金曜日)

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川口松太郎・岩田専太郎合作 扇面額の画像
川口松太郎・岩田専太郎合作 扇面額

2月15日(土曜日)より、企画展「「百萬讀者」を魅了した作家たち ~田端の大衆文学・挿絵の世界~」が田端文士村記念館にて開催される。5月25日(日曜日)まで。 「大衆文学」は、大正末頃から昭和のはじめにかけて成立し、魅力的な主人公と奇想天外なストーリーで多くの読者を惹き付けた。北区田端に暮らした文士芸術家の中には、菊池寛や直木三十五、川口松太郎、山手樹一郎、村上元三などの小説家や、挿絵画家・岩田専太郎など、大衆文学の世界で活躍した人物が多くいる。新収蔵を含む約100点の資料から、「百萬読者」を魅了した華やかな作品世界と、作家たちの交流を紹介する。


見どころ

1.第1回直木賞作家・川口松太郎の資料を新収蔵!川口との名コンビで知られる挿絵画家・岩田専太郎との合作も展示

A 新収蔵 川口松太郎・岩田専太郎合作 扇面額

第1回直木賞作家の川口と、挿絵界のトップランナー・岩田。
駆け出しの頃から励まし合い、数々の作品を世に送り出して大衆を賑わせた名コンビの合作!

B 新収蔵 川口松太郎「新吾番外勝負(75)義人剣(十八)」

徳川吉宗の隠し子・新吾の活躍を描き、テレビドラマや映画化もされた「新吾十番勝負」の続編原稿 を、当館では初公開する。川口が関係者への感謝を綴った文章も合わせて公開。

2. 田端文士村記念館 約9年振りの「大衆文学」テーマの企画展!

C 村上元三 『源義経』『次郎長三国志』ほか

所蔵する1,800点を超える村上元三旧蔵資料から、選りすぐりの直筆原稿・遺愛品を展示。小説だけでなく、テレビドラマや映画の原作・脚本・演出など、村上の多岐にわたる仕事と人物像を紹介する。

D 雑誌『文藝春秋』大正12年11月号(田端発行号)

100年の歴史の中で唯一の『文藝春秋』田端発行号。関東大震災により9月号をすべて焼失した菊池は、再起をかけた田端で『文藝春秋』を復刊させた。

「「百萬讀者」を魅了した作家たち ~田端の大衆文学・挿絵の世界~」

開催期間

2月15日(土曜日)~5月25日(日曜日)※休館日を除く

開催場所

田端文士村記念館(田端6-1-2)

  • アクセス:JR京浜東北線・山手線 「田端駅」北口から徒歩2分
  • 駐車・駐輪場は、隣接の有料施設をご利用ください。

入場料

無料

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関連イベント

2024年度 第7回 田端ひととき散歩「川口松太郎と岩田専太郎~大衆小説と挿絵の関係~」

第1回直木賞受賞作家・川口松太郎と、稀代の挿絵画家・岩田専太郎の「飯と汁」に例えられる名コンビについて、展示を担当した田端文士村研究員が解説後、田端の旧居跡を散策する。

日時

2025年3月16日(日曜日)13時00分開演(12時30分開場)

定員

80名(抽選・全席自由)

参加費

無料

申込方法

往復はがき、またはHPの申込フォームから申込

締切

2025年2月26日(水曜日)必着

お問い合わせ

田端文士村記念館
〒114-0014 東京都北区田端6-1-2
電話:03-5685-5171