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小学生が自分たちで植えた稲を収穫

2024年10月7日(月曜日)

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写真:刈ったばかりの稲を持つ児童と稲刈りをする児童ら
写真:稲刈りの様子

9月24日(火曜日)、区立浮間つり堀公園(浮間5-4-19)内の田んぼで、区立西浮間小学校(浮間2-7-1、校長:小島みつる)の5年生児童122名が、稲刈りを体験した。
この稲刈り体験は、社会科の農業学習の一環として、身近なお米のありがたみを児童に学んでもらおうと、春の田植え体験と合わせて実施しているもの。
この日、児童達は5月に自分たちで植えた稲を一束ずつ丁寧に刈り取っていった。鎌の使い方に苦戦しながらも、実りの秋を肌で感じながら楽しく稲を収穫し、日々の生活では味わえない新たな体験に、充実した表情を見せていた。

この体験は、社会科の農業学習の一環として区立西浮間小学校の5年生が毎年行っている。普段はあまり行う機会のない田植えや稲刈りを実際に体験することで、様々なことに対して好奇心や疑問をもつ気持ちを育むとともに、植物の成長の過程と毎日食べている一番身近な食物「米」のありがたみを学ぶことを目的としている。体験会場は、区立浮間つり堀公園(*1)内にある釣り池の中心に位置した約100平方メートルの田んぼ。
バッタやトンボが飛び交い秋を感じる気候の中、稲刈りに参加したのは、5年生児童122名。まず、園地管理スタッフから「稲の上の方を持って、地面から30cmのところで鎌をゆっくりと引くように」との説明を受け、稲刈りに挑戦。初めは鎌の扱い方に苦戦した様子だったが、スタッフに教えてもらいながらコツをつかむと「スパッと切れた!」、「楽しい!」など声を上げ、稲刈りに没頭していた。収穫後にはスタッフから、お米の収穫から食卓に並ぶまでの流れなどの話を聞き、お米を育てることの大変さや大切さを理解した様子だった。この日収穫したもち米は、後日学校の給食で味わう予定。
体験を終えた児童からは「思ったよりも稲が硬くて難しかったけど、慣れてきたら上手に刈れた」、「初めて体験したけど、スパッと切れると気持ちが良かった」など充実した様子がうかがえた。
同校の小島校長は、「田んぼを見る機会がほとんどない子どもたちに、豊かな実体験をさせていただく貴重な機会となりました。社会科での学習で学んだ農業について、この稲刈り体験が生きた知識となったことと思います。これからも様々なことに興味をもって取り組んでほしいですね」と思いを語ってくれた。

(*1)区立浮間つり堀公園

子供から大人まで、初心者でも釣りが楽しめる公園。真ブナや金魚が釣れる釣り池がある。園内にはショウブ畑・水田があり、緑豊かな公園の中でのんびりと釣り糸を垂らすことができる。

お問い合わせ

西浮間小学校 電話:03-5915-0133