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「北区ティーンズ・ビブリオバトル」開催

2024年10月11日(金曜日)

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写真:北区ティーンズ・ビブリオバトルの様子
写真:おすすめの本を紹介する松本さん

10月6日(日曜日)、区立中央図書館(十条台1-2-5)で、「北区ティーンズ・ビブリオバトル」が開催された。
「ビブリオバトル」とは、与えられた時間(公式ルール5分間)の中でおすすめの本を紹介し合い、一番読みたくなった「チャンプ本」を決定するというゲーム感覚を取り入れた新しい書評合戦。この日、一押しの本を紹介したのは、中学1年生から高校2年生までの区内在住5名。講師として司会進行を務めたのは、社会教育士、ビブリオバトル普及委員の木下(きのした)通子(みちこ)氏。各自5分の持ち時間で、身振り手振りを交えて熱弁を奮い、本の魅力を紹介した。それぞれの発表後には2分間、観戦者からの質問に答える時間が設けられた。投票の結果、「チャンプ本」には、『涼宮ハルヒの憂鬱』(著者:谷川(たにがわ)流(ながる)、出版社:KADOKAWA)が発表参加者と観戦者によって選ばれた。

北区では、本の魅力をあらためて見つめ直し、本の面白さをほかの人に伝えることの楽しさを経験し、新たな読書活動への喚起を行うことを目的に、「ビブリオバトル」を開催している。今年は北区として初めて、ビブリオバトル普及委員の木下通子(みちねこ)氏を講師に迎えた。

発表参加者たちは、それぞれの作品について、あらすじの紹介だけにとどまらず、一番印象に残った場面や言葉、本を手にとったきっかけについて説明するなど、様々な切り口から一押しの本を紹介。「こういう人に是非読んでほしい」「この本に書かれていることを実践したら、今までは気付かなかった新たな自分を発見することができた」と熱い思いを語ったり、「皆さんは信用できない語り手というのを知っていますか」と観戦者の興味をひきつける問いかけをしたりするなど、持ち時間の中で最大限におすすめ本の魅力を伝えようと、様々な工夫を凝らした書評合戦が繰り広げられた。

集まった21名の観戦者等も発表参加者の熱弁に真剣に耳を傾け、紹介後には積極的に質問をし、会場全体でコミュニケーションを深めた。最後に発表参加者と観戦者で投票を行い、「チャンプ本」を決定した。

今回「チャンプ本」に選ばれたのは、『涼宮ハルヒの憂鬱』。紹介した区内在住中学3年生の松本さんは、「皆さんがこの本に興味を持ってフィクションを楽しむことが広まったら嬉しいです。良い経験になりました」と話してくれた。

北区ティーンズ・ビブリオバトル大会 紹介本一覧(※紹介順)

No.

紹介本のタイトル

出版社

著者

1

伝える準備

ディスカヴァー・トゥエンティワン

藤井 貴彦

2

MINECRAFT ジ・エンドの詩

竹書房

キャサリン・M.ヴァレンテ

3

母性

新潮社

湊 かなえ

4

地底旅行

岩波書店

ジュール・ヴェルヌ

5

涼宮ハルヒの憂鬱

KADOKAWA

谷川 流

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