News Release
「第1回 東京都北区子どもの権利委員会」開催
2024年10月16日(水曜日)

10月10日(木曜日)、北とぴあ(王子1-11-1)で、「第1回 東京都北区子どもの権利委員会」が開催された。これは、本年4月1日に施行された「北区子どもの権利と幸せに関する条例」に基づき、子どもの権利に関する様々な施策を検証・審議するために設置されたもの。この日、学識経験者、民生児童委員など地域の様々な立場の委員とともに、子どもの意見や視点を反映させる観点から、子どもの権利の当事者である中学生11名を「子ども委員」として委嘱した。附属機関の委員に18歳未満の子どもを登用するのは23区では初となる。
北区では、令和6年4月1日に施行された「北区子どもの権利と幸せに関する条例」に基づき、子どもの権利に関する様々な施策を展開するとともに、子どもの権利に関する取組について検証するため、「東京都北区子どもの権利委員会」を区長の附属機関として設置した。子どもの権利委員会の委員には、学識経験者、民生児童委員など地域の様々な立場の委員に加え、子どもの意見や視点を反映させる観点から、子どもの権利の当事者である中学生11名を「子ども委員」として委嘱した。附属機関の委員に18歳未満の子どもを登用するのは全国的にも珍しく、区の調べでは23区では初、都内で2例目。
この日、やまだ加奈子北区長は、「今年、北区として初めて子どもの権利と幸せに関する条例ができたことはとても意味深いことであり、子どもたちのための社会をしっかりと作っていかないといけないと思っています。様々な区の事業・政策について、意見交換をしていただき、その効果を検証していただけたらと思います。中学生のみなさんの主体的な立場から意見をいただけることを期待しています」と激励の言葉を送った。「子ども委員」らは、区長から委嘱状を受け取った後、区長との懇談を行い、その後、学識経験者、民生児童委員など地域の様々な立場の委員らとともに、「東京都北区子どもの権利委員会」で初めて議論を行った。
初回となった今回の会議では、まず条例で規定する11の子どもの大切な権利のうち、それぞれの委員が一番重要だと考える権利について意見を出し合った。各子ども委員は緊張しながらも、「『自分の意見、考え、気持ち等を表明し、およびそれが尊重されること』が大切だと思う。今の子どもたちはコロナで、人と関わることを経験してきていないので、意見を言うのが苦手な子が多くなっている。子どもの権利として、自分の意見や考えが尊重されることで、安心感や嬉しさがある」、「『様々な文化、芸術、スポーツ等にふれ、および親しむこと』が大切だと思う。自分の中ではスポーツが得意で触れることも多い。そのほか、いろんなものに親しむことは、未来の可能性を広げるためにすごく大事」など、子どもの権利の当事者として、身近な生活をとおした実体験が織り込まれた意見が出されていた。
会議を終えた「子ども委員」からは、「区からの会議に関する説明の中でも、子どもの意見をしっかり聞き、考えて発言したり、行動している場面が多く、子どもとしても話しやすい会議だった。子どもの代表として、意見を伝え、区に発信していけるように努力していきたい」といった感想や今後の意気込みが語られた。
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