News Release
窓口に刃物を持つ不審者が現れたという想定で防犯訓練を実施
2024年11月29日(金曜日)

11月28日(木曜日)、北区は区役所第一庁舎2階の収納推進課窓口で防犯訓練を実施した。窓口での防犯訓練は初の試み。
この訓練は、他自治体で来庁者が乱暴な行動で業務を妨害する事案や窓口でのトラブル発生の実態を受けて、王子警察署の指導・協力のもと、警察官に来客を装った粗暴犯を演じてもらい、職員による不審者への対応、警察への通報、犯人像及び逃走経路確認等、初動対応の流れを確認するというもの。
職員の防犯意識を高めるため、今回初めて職員向け防犯訓練を実施したが、今後も機会をとらえ実施していく。
11月28日(木曜日)、北区は区役所第一庁舎2階の収納推進課窓口で防犯訓練を実施した。
訓練では、収納推進課窓口に訪れた犯人役に扮した警察官の二人組が「話が違うだろ、責任者を呼べ」と大声で怒鳴り、刃物を突き付けて脅しながら執拗に要求。対応した職員を含め現場にはりつめた空気が流れた。窓口担当の職員が犯人の申し出を断ると、液体の入った不審なペットボトルを取り出し、カウンターから執務スペースへペットボトルを投げ込んだ。
現状を把握した別の職員らが110番通報を行うとともに、庁舎を管理している同区総務課へ警備員を要請。同時に犯人の様子をスマートフォンで撮影した。そこに通報を受け駆け付けた警備員の姿を見て、怯んだ犯人は現場から逃げ出した。さらに、逃走する犯人をさらに別の職員が追跡、JR王子駅構内と飛鳥山方面へ逃亡したことを目視で確認し、スマートフォンで撮影した画像と共に逃走経路を警察官へ報告した。その後、犯人は警戒中の警察官に区内で身柄を確保され訓練は終了した。
訓練を終えて、最初に窓口対応をした収納推進課の職員は、「訓練だとわかっていても恐怖を感じました。また複数の職員で連携しながら対応することの大切さを学びました。今後、いつ事件が起きてもおかしくないので、このような訓練は大切だと思います。」と振り返った。職員の防犯意識を高めるため、今回初めて職員向け防犯訓練を実施したが、今後も機会をとらえ実施していく。
お問い合わせ
所属課室:区民部収納推進課
電話番号:03-3908-1129