News Release
「高校生モニター会議」開催
2024年11月13日(水曜日)

11月11日(月曜日)、北区役所別館(王子本町1-11-9)で区内に在学・在住している高校生が区政に関わるテーマで意見を交わし合う「高校生モニター会議」を開催した。これは、若い世代の意見や要望を区政運営の参考にすることを目的として平成10年度より実施しているもの。
この日、会議に参加したのは、区内の高校6校から立候補により選出された高校生7名。令和6年度は「ヤングケアラー支援について」をテーマに討議。最後には、高校生ならではの若い視点からの意見をやまだ北区長、区関係者らに堂々と発表していた。
北区には15校の高等学校があり、約1万人もの高校生が区内に在学している。区は、こうした特性を活かし、区政運営に高校生の新鮮な感性を取り入れていくとともに、若者に区政への関心をもってもらい、さらには、こうした事業を通じて区のイメージアップにつなげていくことを目的に、「高校生モニター会議」を平成10年度から実施している。今回で16回目。
令和6年度は、立候補により区内の高校から生徒7名(1年生3名、2年生4名)が参加。「ヤングケアラー支援について」をテーマに討議が行われた。
まず、「ヤングケアラー支援」について説明が行われた後、2グループに分かれて討議を開始。初対面のメンバーを前に、初めは緊張している様子だったが、「ヤングケアラーが相談しやすい環境を作るために、ヤングケアラーのことを多くの中高生に知ってもらう取り組みを考えよう!」のテーマをもとに、広まりやすい「北区らしい」啓発動画とはどんな動画か、中高生に響くヤングケアラーイベントとはどんなイベントがあるか、意見を積極的に出し合っていた。
グループで話し合った意見をまとめた発表の場では、「当事者に向けて、日常を描いた動画やドラマ仕立ての動画で広く伝える」「ヤングケアラーである事に、気が付いている層と気が付いていない層には異なった動画でアプローチする」「ヤングケアラーを前面に押し出したイベントではなく、多くの人が楽しめるイベントの中で、皆が自然とヤングケアラーについて知れる形であれば、より多くの人に伝わる」など、高校生らしい感性で、やまだ北区長をはじめとする区関係者を感心させていた。
参加した生徒は、「ヤングケアラーという言葉は、ニュースなどで聞いたことはあったが、どこか他人事に感じていた。今日参加して、自分にも出来ることがある、誰かの力になれることを実感しました。今後もヤングケアラーについてより深く考えて行きたいです」と思いを語った。
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