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共生社会と多様性理解推進教育プログラムを実施

2024年7月4日(木曜日)

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写真:田中映伍選手(中央)と園児がビート板でバタ足をする様子
写真:田中映伍選手(中央)と園児がビート板でバタ足をする様子(7月3日)

7月3日(水曜日)にパラスイマーの田中映伍選手と園児(5歳児・68名)が、プールで一緒に泳ぐなどの交流活動が、北区立元気ぷらざ(北区志茂1-2-22)で実施された。また、6月24日(月曜日)には園児達から田中選手へのインタビューや、一緒に昼食を取るなどの交流活動が、赤羽幼稚園・赤羽こども園(北区赤羽西1-36-1)で行われた。
これは、一連の活動を経験した園児達が、未来の共生社会を豊かにする担い手となり、多様性を尊重し合えるようになることをねらいとして行われたもの。園児達は、それぞれの活動を通して、自分とは異なる泳ぎ方や食事の仕方があるという多様性を、実体験を通すことで深く理解している様子だった

本事業は、東洋大学と日本パラ水泳連盟が連携協定を締結したことに伴い、パラスイマーの田中映伍選手との交流活動を通して園児達が、未来の共生社会を豊かにする担い手となり、多様性を尊重し合えるようになることをねらいとして行われたもの。東洋大学在学中の田中選手は、先天的な両上肢障がいがあり、現在は主に背泳ぎとバタフライで日本代表として国際大会に出場している。

7月3日(水曜日)に実施されたプールでの交流活動では、田中選手による背泳ぎとバタフライの実演の後、選手と園児達が一緒にビート板でバタ足をして泳ぐことなどが行われた。田中選手による実演では、手を使わずに両足を同時にキックしながら進むという普段の自分とは異なる選手の泳ぎ方を、園児達は真剣に見学していた。その後、見学している園児達が「がんばれ!」と声をかけながら、田中選手と園児2、3名ずつが一緒にビート板でバタ足をして泳ぐという貴重な時間を過ごした。

6月24日(月曜日)に実施された園での交流活動では、園児から田中選手へのインタビューや、一緒に昼食を取ることなどが行われた。インタビューでは、「どうやって絵本のページをめくるの?」という園児達の疑問に対し、田中選手は「足でめくることができます」答え、実演した。足を使い容易にめくるその姿を、園児達は目を丸くして見ていた。また、昼食の時間には、田中選手と園児達が会話をしながらお弁当を食べた。手ではなく足を使って食べる姿を間近で見ることができ、多様性について学ぶ貴重な時間を過ごした。

田中選手は「苦手なこともあると思うけれど、これからたくさんチャレンジしてほしい。自分も皆に負けないようチャレンジを続けていきたい」と園児達にメッセージを送り、同園の石井園長は「一連の交流活動の中で子ども達の意識や表情が変化していく様子を肌で感じることができた。点ではなく線となる取り組みにしていければ」と思いを語った。

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