9月14日（土曜日）、滝野川会館大ホール（西ヶ原1-23-3）にて、北区版アーティストバンク＊1に登録された若手アーティストによる「ショウケースライブforキッズ」が開催された。
本ライブは、子ども向けコンサートやイベントなどにアーティストとして起用してもらうため、子どもたちに楽しんでもらえるプログラム構成となっており、今回で4回目の開催となった。来場者は、若手アーティストのエネルギッシュな演奏やパフォーマンスに心を躍らせ、会場全体が一体となって盛り上がった。

北区と公益財団法人北区文化振興財団は、「文化の創造と人々の交流を育むまち」というコンセプトのもと、文化芸術活動の拠点として「ココキタ」を平成27年4月からオープンし、若手アーティスト活動支援や区民への文化芸術の普及活動に力を入れている。
この日、様々なジャンルの若手アーティストたち7組がリレー形式で次々と演奏やパフォーマンスを披露した。声楽とピアノやヴァイオリン・オーボエなど多くの人に馴染み深い音楽だけでなく、1910年代の伝統的なニューオリンズジャズ、伝統芸能であるチンドン屋など普段あまり触れることのない演奏やパフォーマンスが披露され、来場者たちの目と耳を楽しませていた。また、子どもたちにも聴きなじみのある「ホール・ニュー・ワールド」や「サザエさんメドレー」などが演奏されると、子どもたちは舞台上の音楽に合わせて、その場で踊るなど演奏を楽しんでいる様子であった。
当日ライブを楽しんだ親子は、「子どもたちも知っている曲が多くてとてもよかった。子どもたちが体を動かしながら楽しむことができた。親としても、子どもがいるとなかなか音楽コンサートに来ることができないので、久々楽しむことができた」と満足した様子で語ってくれた。

＊1　北区版アーティストバンク

平成30年に発足した若手アーティストを支援する事業で、北区文化振興財団がココキタで活動する様々なジャンルのアーティストの情報を「アーティストバンク」として集約し、地域でのイベントや催し、お祭り等への出演依頼を受け、紹介する取り組み。