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北村西望生誕140年記念イベント開催

2024年9月26日(木曜日)

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写真:長崎平和記念像の縮小レプリカの周りに集まる人々
写真:北とぴあの平和祈念像前でガイドを受ける様子(9月23日開催のガイドツアー)

9月22日(日曜日・祝日)、23日(月・休)、北区名誉区民であり、彫刻家の北村西望生誕140年を記念したイベントが、昭和28年まで西望が暮らした北区西ケ原の自宅兼アトリエを中心に開催された。
22日の「アトリエコンサート&見学会」と23日の「北村西望の区内彫刻をめぐるガイドツアー」には、西望の作品のファンや、今回初めて作品にふれるビギナーなど様々な方が参加。
北区と西望の関わりや作品への思い、彫刻家としての足跡を知ることで、西望の平和への想いを改めて感じとる機会となった。

9月22日(日曜日・祝日)、北村西望が永久の平和を願い、制作した平和祈念像。その制作を構想した地で、平和を祈念するイベントを開催。北区版アーティストバンクにも登録している、チェロ奏者の田上 史奈さんを迎えてのコンサートでは、数多くの西望の作品に囲まれながら音楽と美術の競演を楽しみ、参加者たちは当時の制作風景に思いを馳せていた。またコンサートの後の見学会では貴重な新発見資料である「スクラップブック」や「雑記帳」を通じて、新たに明らかになった西望の芸術観や平和への想いが紹介された。

9月23日(月・休)には、ガイド付きでめぐる散策ツアーを実施。北村西望研究者の土方 浦歌さんの専門家ならではのガイドを受けながら、参加者たちは(仮称)彫刻アトリエ館から北とぴあの間に点在する北村西望の屋外彫刻やゆかりの地を巡った。出発地では新発見資料の最新の解説を受けるという貴重な体験からスタート。北区における西望の足跡を辿りながら、西望と各地の関係性やそれぞれの作品の特徴、作品に西望が込めた思いなどの解説を受け、西望の平和への想いを改めて感じた参加者たちは満足そうな様子であった。
今回のイベントに参加した区内在住の女性は「北とぴあ前に、長崎と同じ平和祈念像がある事は知っていましたが、北村西望先生が北区で様々な彫刻を制作したことを含め、ご本人のことを知る機会がありませんでした。今回改めて、西望先生の想いだとか感じたことを彫刻に込めて、世界に発表されていたことを知る事ができて、とても勉強になりました」と嬉しそうに話してくれた。

今後の関連イベント

第4弾「造形制作&彫刻メンテナンス体験ワークショップ」(2回講座)

日時

10月13日(日曜日)午後2時~5時、10月14日(月曜日・祝日)午前10時~5時

講師

東海大学准教授 篠原 聰(しのはら さとし)氏

内容

テーマに沿って自由な発想で彫刻を作る造形ワークショップと、屋外彫刻の輝きを取り戻すメンテナンスワークショップをプロの彫刻家に・専門家にレクチャーいただけます。

お問い合わせ

所属課室:【その他】
電話番号:03-6338-5711