東京都北区スポーツ推進計画 特設ページ(スポーツがもたらす5つのメリット)
スポーツは、すべての世代にとって健康的な習慣を築き、生活をより充実させる力を持っています。
本ページでは、東京都北区スポーツ推進計画の中に掲載しているコラムをまとめ、「スポーツがもたらす5つのメリット」として紹介しています。
皆さんも一緒にスポーツの魅力を覗いてみませんか?
スポーツは心の栄養剤(サプリメント)
「最近、身体的には元気なのになんだか気力が湧かない」「ストレスがたまって眠れない」といった、なんとなくの不調を感じている方はいませんか?
北区が2022年度に実施したアンケート調査では、区民の6割以上が日常的に精神的な疲労を抱えていることがわかりました。

多くの研究でストレスは、多くのホルモン分泌に深いかかわりがあることが解明されてきています。適度な運動をすると、幸せホルモンと呼ばれる脳内の神経伝達物質のセロトニンやβ-エンドルフィンが分泌され、良いストレス状態になると言われています。
しかし、「運動やスポーツは苦手で…」「足腰が悪くて運動は…」という方もいらっしゃるかと思います。
実は、2024年の研究結果でスポーツ観戦をすることでも心の健康に良い影響を及ぼすことがわかってきました。
研究結果によると、現地でのスポーツ観戦が過去1年間に1日もなかった群に比べ、2日以上観戦していた群は、中等度の心理的ストレスを抱えるリスクが17%低く、その頻度が高いほど効果が大きいことも示され、また、テレビ等のメディアでの観戦であっても、過去1か月間に1日もなかった群に比べ、週に1日以上観戦していた群は、幸福感が高い等の良好な効果がありました。
まずは、1日10分今までよりも少し体を動かしたり、現地に足を運んでみたりして、運動やスポーツを
楽しみながら、いきいきとした生活を送りましょう!
- 健康づくりに関する意識・意向調査(北区・2022年度)
- コロナ疲れ・ストレスの解消法!運動・スポーツで心のケア(スポーツ庁Web広報マガジン)
https://sports.go.jp/tag/life/post-51.html - Association of watching sports games with subsequent health and well-being among adults in Japan: An outcome-wide longitudinal approach.(著者:Ryoko Kawakamiほか・2024年12月)
スポーツと脳の深~いつながり。スポーツで認知症を予防しよう!
認知症は加齢に伴いだれしもが発症する可能性があります。国の推計によると、現在の高齢者の約3.6人に1人が認知症またはその予備群といえる状況にあり、今後も増加していくことが予想されています。
3名の研究者の研究結果によると、全く運動しない場合と比べると、早歩き程度の強度の運動を週3回以上行っている場合は、アルツハイマー型認知症の危険度をおよそ半分減らすことができるなど、運動が認知症予防に効果的であることが分かります。

さらに、高齢者を対象にした研究結果では、ひとりで行う運動(22%のリスク減)よりも、仲間と行う運動(34%のリスク減)の方がより強い認知機能障害の抑制効果が期待されることがわかりました。
北区では、高齢者向けに区立スポーツ施設利用の割引やシルバースポーツ大会をはじめとした、さまざまな取組みを行っています。ぜひ、地域の仲間とスポーツを楽しみながら、いつまでも健康な生活を送りましょう!
- 国立研究開発・国立長寿医療研究センター発行パンフレット「運動による認知症予防へ向けた取り組み」
- 認知症施策推進基本計画(厚生労働省・2024年度)
- Impact of exercising alone and exercising with others on the risk of cognitive impairment among older Japanese adults(著者:Koki Nagataほか・2022年12月 )
鉄は熱いうちに!幼少期からのスポーツ
人間の神経機能は幼児期の6歳までに大人の約8割程度まで発達すると言われており、タイミングよく動いたり力の加減をコントロールしたりする、運動を調整する能力が顕著に向上する時期です。
また、幼児期の運動習慣がその後の運動習慣に大きく影響することが国の調査から明らかにされています。

このような時期に、友達や家族と触れ合いながら楽しく体を動かすことは、子どもたちの基礎的な体力や、運動能力の発達だけでなく、心身の成長にもつながるため、とても大切です。
運動不足の親御さんも、お子さんと一緒に体を動かしながら、親子の絆を深めてみませんか?
- 全国体力・運動能力、運動習慣等調査(スポーツ庁・2022年度)
痩せているのに…不健康?
「痩せていれば健康」と思っていませんか?
世界的に見ると、日本人女性は痩せている人の割合が高く、若い女性のおよそ5人に1人はBMIが18.5未満です。
また、仕事や子育てによってスポーツをする時間を捻出できないことを理由に、特に20~40代の女性はスポーツ実施率が低く、北区でも同様の傾向が見られています。しかし、運動不足は肥満や生活習慣病につながるだけでなく、痩せている人にとっても健康を損なうリスクがあることがわかってきました。
メタボリックシンドロームが生活習慣病のリスクを高めることは、周知の事実となっていますが、実は、運動をせずに食事制限だけで痩せた女性も糖尿病リスクが高い傾向にあると日本糖尿病学会は指摘しています。

スポーツ庁は「Myスポーツプログラム」と題し、20~40代女性を対象とした運動プログラムを提案しています。このプログラムの特徴は、わざわざ運動の時間を捻出するのではなく、今ある生活のなかにちょっとした″運動を組込む形で取り入れられます。

特に女性は、筋力低下による骨粗しょう症や転倒リスクが高まるため、運動は美容だけでなく将来の健康にも直結します。
「ながら運動」でも十分効果があるので、日常生活に取り入れてみましょう。運動は、外見だけでなく、内面の輝きも育てる最高の美容法です。
- Diabetology International Vol3 P92–98より作図(著者:Yukako Tatsumiほか・2012年)
- 平成30年度女性スポーツ推進事業(参考資料2-3)「Myスポーツプログラム」(スポーツ庁・2018年度)https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop11/list/detail/1416017.htm
運動の継続は“仕組みづくり”が鍵!
「運動しなきゃ」と思いながらも、三日坊主で終わってしまう。そんな経験、だれしもあるのではないでしょうか。
国の調査では、週1回以上スポーツを実施したいと思う人と実際に実施している人に約15%の差が
あることがわかりました。

- 20歳以上の週1日以上の「運動・スポーツ実施率」は52.5%、週1日以上の「運動・スポーツを実施したいと思う者の割合」は66.6%と乖離がみられる。
- 特に20代~40代女性でその乖離が大きい。
実は、運動習慣を身につけるには“意志”よりも“仕組み”が大切です。
運動を続けられない理由として最も多いのは「時間がない」「面倒くさい」などの心理的・環境的要因でした。しかし、これらは工夫次第で乗り越えられます。
まずは「好きな運動」を選ぶこと。ジョギングが苦手なら、ダンスやボール遊びでもOK。心理的に好ましい運動を選ぶことで、継続率が高まるという研究結果もあります。
そして「成果が見える目標設定」。いきなり高い目標を立てるのではなく、「週2回、15分歩く」など達成可能な目標から始めてみましょう。達成感は「運動有能感」を高め、習慣化への原動力になります。
運動やスポーツは、体を鍛えるだけでなく、心を整え、人生の質を高める「ギフト」のような存在です。まずは今日、10分だけでも体を動かしてみませんか?その一歩が、未来のあなたを変えるかもしれません。
- スポーツの実施状況等に関する世論調査(スポーツ庁・2024年度)
- 健康運動の継続意欲に及ぼす心的要因の検討(著者:中村恭子ほか・2004年1月 )
あとがき
見てきたとおり、スポーツには心身の健康にとどまらず、生活習慣を改善する力や、人とのつながりを深める力も持っています。
北区の詳しいスポーツ展開については、「東京都北区スポーツ推進計画」に記載していますので、この機会にぜひチェックしてスポーツの魅力に触れてみてください。
お問い合わせ
地域振興部 スポーツ推進課 スポーツ推進係
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1(北とぴあ10階)
電話:03-5390-1134
地域振興部 スポーツ推進課 スポーツ推進係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

