幼児食のポイント
幼児食とは?
1歳半頃から3歳頃までの時期は、まだかむ力や味覚、消化機能などはまだ成長段階です。
そのため、離乳食を卒業しても、すぐに大人と同じ食事は食べられません。この時期のお子さんが食べやすい食事が幼児食です。
お口の中の状態を見ながら、食べる力を育てていきましょう。
POINT1:規則正しい生活をしよう!
- 生活リズムを作りましょう。
- 1日3回の食事と1~2回のおやつをとります。食事の時間を決めていきましょう。
- 活発に遊ぶと食欲もわきやすいです。
- 早寝・早起き・朝ごはんを習慣にしましょう。
1歳~1歳半ころの1日のスケジュール(例)
POINT2:食べやすいかたさ・大きさ・味付けを知ろう!
かたさ
バナナ位のやわらかさを目安に、慣れてきたらやわらかい肉団子へ。大人のかたさは、まだまだかみきれません。前歯でかじり取り、歯ぐきでかむ練習を。
大きさ
1~2cm角程度、スティックや半月切り、斜め切りなど。「歯が生えていない」などで、細かくしすぎると丸飲みになってしまいます。食べる力のトレーニングをしていきましょう。
味付け
大人の3分の1~2分の1程度。
調理のポイント
食材 | 食べにくい理由 | 食べやすくするポイント |
---|---|---|
ほうれん草、小松菜、キャベツ、わかめなど | 繊維が残る、薄くてペラペラしている。 | やわらかくゆでて、こまかく刻む。 |
なす、トマトなど | 皮が口に残る。 |
皮をむく。 トマトはゼリー状になっているところや種を取る。 |
ブロッコリー、魚類など | 口の中でまとまりにくい。 |
他の食材と混ぜてまとめる。 片栗粉などをまぶして焼く、とろみをつける。 |
肉類 | かたくなり、噛みにくい。 |
ひき肉料理は、パン粉や卵などのつなぎを多めに。 薄切り肉は1cm幅くらいの細切りや角切り。 |
パン、ゆで卵、さつまいも | 唾液を吸う。 |
水分を含ませる。 他の食材と混ぜる。 |
POINT3:おやつ(間食)の与え方と内容を知ろう!
おやつ(間食)は食事の一部です
幼児の胃は小さく消化機能も発達の途中であり、3回の食事では必要な栄養素がとりきれない場合がほとんどです。それを補うのが『第4の食事』としてのおやつです。楽しみとして、市販のお菓子を与える場合もありますが『おやつ=お菓子』ではないことを忘れずに。
おやつ(間食)の回数と時間例
- 1~2歳児は午前1回(午前10時)+午後1回(午後3時)
- 3~5歳児は午後1回(午後3時)
※食事との間隔が2時間以上空くようにしましょう。
量と選び方
- 次の食事にひびかないようにしましょう。
- 1日に必要なエネルギーの10~20%が目安です。
おすすめのおやつの例(1~2歳児)
運動量も増えてくる時期になるので、エネルギーを補う炭水化物や食事で不足しがちなカルシウムやミネラル、ビタミンを補えるものを選んでいきましょう。
- 小さいおにぎり1個(50g)+牛乳
- ロールパン1個+牛乳
- フレンチトースト2分の1枚(8枚切)+牛乳
- ふかしいも(50g)+牛乳
- ビスケット+りんご+牛乳
- ヨーグルト(50g)+キウイ(2分の1個)+麦茶
- マカロニきな粉(マカロニ15g+きな粉小さじ2)+牛乳
- バナナ(1本)+チーズ(3個)+麦茶
※子どもの体格や運動量で個人差があります。
幼児期は自我が芽生え、言葉が発達して意思表示もできるようになるため、「好き嫌い」を言ったり、好きなものしか食べない「ばっかり食べ」が目立ちやすい時期になります。
お子さんの食事のことで困ったこと、心配なことがありましたら、お住まいの地域の健康支援センターまでご相談ください。
関連情報
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