学校案内
校長挨拶
校長挨拶
校長 近藤 充廣
今年の桜は開花が例年通りであったものの、開花から満開までの期間が短く、満開を過ぎてはしまいましたが、なんとか花を残し子供たちの入学・進級を祝うかのように咲いています。そんな桜の中を子供たちは元気に登校してきました。令和7年4月、新1年生73名を迎え、全校児童434名で、滝野川もみじ小学校、開校9年目がスタートしました。今年度はさらに学級数が1つ増え、全校で16学級となりました。滝野川もみじ小学校として8年間積み重ね基礎固めができてきた歴史の上に、児童や保護者、地域の皆様と一緒に充実した新たな1年間の歴史を積み重ねることができる喜びを感じております。
4月の入学・進級は子供たちにとって気持ちを切り替え、自分を変えるチャンスでもあります。もちろん気持ちの切り替えや自分を変えるチャンスは様々なタイミングであるとは思いますが、この時期の子供たちは新しい学級、友達や先生との出会いに期待し、新しい夢や希望、目標をもち、この新学期を迎えたことと思います。もしかすると期待した通りにならなかったり、自分の気持ちを切り替えられなかったりすることもあるかもしれません。しかし、これからの社会の中で全てが思い描いた通りに行くことばかりではありません。与えられた場所で自分を生かす道を探さなければいけないときもあるかもしれません。しかしながら、まだ小学生ですので、自分の気持ちを上手にコントロールし、気持ちを変えることは難しいです。だからこそ、それぞれの子供たちが描いた思いを実現させるためには、学校の果たす役割は大きいと感じています。一人一人の子供たちにとって何が大切であるのかを改めて考え、子供たちに寄り添い、それぞれの夢や希望、目標を達成できるような学校生活が送れるよう教職員一同、力を尽くしてまいりたいと思います。
また、これまで以上に友達と関わりながら学習を進めていくことが増えていきます。これから子供たちが生きていく社会はAI化が進み、学習内容や学習の仕方、仕事や働き方等、別の世界になるような報道もあります。実際にそうした面もあるでしょう。しかし、人と人が生きている世界で、「関わり合い」がなくなるとは考えられません。他人とどのような関係を作り、自分がその経験を生かし、どう成長するのかを考えさせることは、価値のあることと考えます。子供たちには「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めること」ができるようになってほしいと考えます。そのためにも、昨年度からの校内研究において人と人との関わり合いの中でそれぞれの違いを認め、その上で自分らしさを発揮できるよう児童の育成を進めています。
新年度となり教職員も代わり、新たな体制で進めてまいりますが、滝野川もみじ小学校で展開されるあらゆる教育活動を「学校は子供たちのためにある」という一点に集約し、学校、保護者、地域が一丸となって進めていけることを期待しています。子供たちが「明日も学校に行きたい」と思えるような活動を工夫し、子供たちが安心して学校生活を送ることができるよう、全力で取り組んでまいります。
沿革
児童/生徒数
基本情報
- 所在地
- 東京都北区滝野川3-72-1
- 電話
- 03-3949-5267