2022年度以前 校内研究
研究主題
学びに向かう力を身に付ける児童の育成
~授業改善のためのカリキュラム・マネジメントの推進を通して~
目指す児童像(活用する姿)
- 1年
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- 教師や友達の伝えたい内容を落とさずに聞き、自分の考えをもって伝える。
- 2年
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- 伝えたい内容に応じて、時間的な順序や事柄の順序に気を付けて書いたり話したりする。
- 3年
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- 調べたり、資料から読み取ったりして分かったことを元に、自分の考えをもち、言葉で友達に伝える。
- 調べて分かったことを、プレゼン・新聞などで相手に伝わるように表現する。
- 4年
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- 理由や関係する事例を挙げながら自分の考えを伝える。
- 相手に伝わるように話題の中心が明確になるよう構成を考える。
- 共通点や相違点に注目し、資料等から必要な事柄を分類・選択して考える。
- 5年
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- 目的に合った資料を収集し、選択する。
- 資料から分かることと考えたことを分けて表現する。
- 伝える相手や内容を明確にして、資料等を活用しながら分かりやすく示し、説得力を意識しながら伝える。
- 6年
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- 学習問題を正確に理解し、解決に向けて必要な資料を収集し、選択する。
- 資料から分かることと考えたことを分けて、適切に表現する。
- 伝える相手や目的を明確にして、資料等を効果的に活用し、説得力を意識しながら伝える。
- 5組
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- 学習したことを発表する場面やグループ活動で話合いをする場面において、自分の考えを伝える。
研究内容
- 年間指導計画を立てる
- 学級の児童の実態や教員の願いを基に1年間を見通した計画を考える
- 順に書き込んでいく(行事⇒各教科・領域等)
- 年間指導計画の見直し、修正、改善を進める
- 学びのつながりを計画する
- 効果的な学びを具体化させる~学級・専科経営計画の作成~
研究実践
- 1年
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- 国語科「ききたいなともだちのはなし」「すきなものなあに」「ともだちのことしらせよう」
- 生活科「きれいにさいてね わたしのはな~あさがおまつり~」「きせつとなかよし あき~あきまつり~」
- 2年
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- 国語科「どうぶつ園のじゅうい」
- 生活科「えがおのひみつたんけんたい」
- 道徳科「森のゆうびんやさん」
- 3年
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- 国語科「仕事のくふう、見つけたよ」「これがわたしのお気に入り」
- 総合的な学習の時間「めざせ新記録 わたしたちの紙飛行機」
- 4年
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- 国語科「世界にほこる和紙」「伝統工芸のよさを伝えよう」
- 社会科「染め物のさかんな新宿区」
- 5年
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- 国語科「みんなが過ごしやすい町へ」
- 社会科「くらしを支える食料生産」
- 6年
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- 国語科「私たちにできること」
- 社会科「天皇中心の国づくり」
- 5組
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- 生活単元学習「みそまつりをしよう」
成果と課題
- 成果
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- 教科横断的に題材を関連させることで、児童が主体的に学習をつなげることができた。
- 伝える相手や内容によって、学習したことを生かしながら表現を工夫しようとする意識が身に付いてきた。
- 年間計画を基に、児童の実態を踏まえ、複数の教科・領域において学習内容を関連させながら意識的に指導することで、効果的・効率的な指導ができた。
- 課題
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- 教科・領域を関連させて指導することで、「育てたい力」の向上は一定程度見られたが、個人差が見られる。個に応じた指導等により、継続して育成に取り組んでいく必要がある。
- 児童の実態を捉えた指導を行うこと、発達段階に応じて系統的な指導を行い、PDCAを繰り返しながら随時カリキュラム・マネジメントを見直していくことが必要である。