特別支援教室(巡回)
特別支援教室は、発達に課題のある児童・生徒のうち通常の学級に在籍し、一部特別な指導を必要とする児童・生徒が、指導を受ける教室です。在籍学級における障害による学習上または、生活上の困難の改善・克服を図るため、決まった曜日・時間に、在籍する学校において別の教室で一人一人に応じた指導を受けています。特別支援教室は全ての区立学校に設置されています。
特別支援教室を利用したい場合は、担任の先生へご相談ください。
巡回指導とは
通常の学級に在籍し、一部特別な指導を必要とするお子さんに対して、お子さんが困っていることや行動の状態に応じて、巡回拠点教員が行う個別の指導・支援です。
- 巡回指導教員は、拠点校から各小学校に出向き、在籍学級担任と相談の上、児童の実態に合わせた指導を行います。
- 巡回指導教員は、児童を取り出して、特別支援教室で指導を行うだけでなく、在籍学級での支援も行います。
- 児童の実態に応じて、教員と児童の個別の授業だけでなく、2人以上の児童が参加する少人数指導も行います。
- 指導時間は、在籍学級の時間割や学校行事と調整して決めます。
次のような指導を行います
学習場面で見られるお子さんの様子(例) |
・自分の気持ちを上手に伝えることが難しい。 ・相手の気持ちを想像することが難しい。 |
・書くことが難しい。 ・計算が苦手。 ・音読が苦手。 |
・集中を持続することが難しい。 ・授業中に席を立ってしまったり、先生が話していることを聞かずに行動してしまう。 |
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指導・支援の内容 |
・ロールプレイ等で、適切な会話が図れるよう指導する。 ・絵カードなどで、登場人物の気持ちを想像させるなどの指導をする。 |
・自分に合った学習方法を巡回教員とともに考え、学級の国語や算数などの学習に生かしていく。 |
・ソーシャルスキルトレーニング(SST)などで、その場に応じた言動がとれるよう指導する。 ・集中力プリントやビジョントレーニングなどを通して、集中力が持続できるよう指導する。 |
巡回拠点おうじは、王子小学校・東十条小学校・都の北学園の三校に巡回指導を行っています。