学校経営計画
ようこそ!今年度 北区立王子小学校の教育
~未来へ「かがやく」子どもたちを育みます~
このページでは、北区立王子小学校がどのような教育を目指し、どのような取り組みを進めていくのかを、皆様に分かりやすくご紹介いたします。
教育目標
子どもたちが未来に向かって力強く生きるための土台を築くことを目指しています。
「かがやけ」
この言葉には、4つの願いが込められています。
か… かんがえる子:自分で考え、深く探求する力を育みます。
が… がんばる子:目標に向かって粘り強く努力する心を育てます。
や… やさしい子:友達や周りの人を大切にする、豊かな心を育てます。
け… けんこうな子:心も体も健康で、たくましく生きる力を育てます。
目指す学校像
教職員一同が情熱をもって教育活動に取り組み、保護者や地域の皆様から信頼される学校を目指します。
確かな学びと豊かな心を育む学校:子ども一人ひとりの学力(読み書き、考える力、学びに向かう力)を伸ばし、人を大切にする心を育みます。
教員も成長し続ける学校:教員自身も常に学び続け、指導力を高め、いきいきと働くことができる学校を目指します。
地域とともに歩む学校:保護者や地域の皆様とのつながりを大切にし、共に子どもたちの成長を支えていきます。
今年度の重点的な取り組み
今年度は、特に以下の3つの目標に力を入れて教育活動を進めてまいります。
(1) 児童の「3つの学力」と「自他を大切にする心」を育みます。
学びを深める研究・研修:教員が、よりよい授業ができるように、昨年度の研究をさらに発展させ、学び続ける姿勢を大切にします。
みんなで支える学び:通常学級、特別支援教室、ことば・きこえの教室など、様々な立場の教員が連携し、子どもたちが安心して学び、自分を
大切にする気持ちと周りの人を思いやる心を育てます。
主体性を育む特別活動:行事やクラブ活動などを通して、子どもたちが自分で考え、行動する力を伸ばします。
「きたコン」の活用:区から提供された学習用タブレットを、子どもたちの学びの道具として、教員の授業の工夫に役立てます。デジタル教材と
紙媒体の良さを組み合わせ、学力向上を目指します。ご家庭との連携も大切にし、効果的な使い方を身に付けていきます。
子どもたちがつくる「学校のきまり」:「王小生活ルール5」や「学習GOODマナー4」を子どもたちが主体的に考え、自分たちで守り、よりよ
い学校生活を送る力を育てます。
(2) 教員の指導力と対応力を向上させます。
「迅速・丁寧・組織的」な対応:子どもたちの問題に対して、教員一人で抱え込まず、学年や分掌で協力して対応します。困ったことがあれば、すぐに主任に報告・連絡・相談することを徹底し、見過ごしや見逃しを防ぎます。いじめや不登校などの重要な情報は、全職員で共有し、迅速に対応します。
学び続ける教員:研修や研究会への参加を積極的に奨励し、先生自身の指導力を高めます。
教員の力を活かす組織:教員の熱意や責任感を大切にし、それぞれの得意なことを活かせる校務分掌を組織します。若手の先生には副主任を配置し、仕事を分担したり、丁寧に引き継ぎを行ったりすることで、成長をサポートします。教員同士が授業を見学し合うことで、学びを深めます。
教員の働き方改革:校務支援システムや「きたコン」を効果的に活用し、先生たちがより効率的に仕事ができるように努めます。教員一人ひとりが退勤時間を意識し、計画的に業務を進めることで、心身の健康を保ち、子どもたちへの教育活動の質を高めます。学校医や産業医の意見も参考に、働きやすい環境づくりを進めます。
(3) 保護者や地域からの信頼を高めます。
温かい教育環境:子ども一人ひとりの人権を尊重し、温かい雰囲気の中で教育活動を進めることで、保護者の皆様からの信頼を得られるように努めます。教員自身が丁寧な言葉遣いを心掛け、子どもたちの状況に寄り添った指導を行います。
中学校との連携:隣接する王子桜中学校と協力し、スムーズな中学校生活への移行を支援するとともに、生徒指導や特別活動においても連携を深めます。
連携手段の効率化:連絡アプリを活用し、学校と保護者の間の連絡をよりスムーズにし、時間短縮と利便性の向上を図ります。
地域とのつながりを大切に:地域の皆様との連携を深め、「創立150周年」の取り組みを通して培った郷土への愛着を育む学習を継続します。「狐ばやし」や「しめ縄づくり」などの活動を通して、地域の文化を大切にする心を育てます。様々な分野の専門家を学校に招き、子どもたちの学習意欲を高め、将来の夢を育む機会を作ります。
おわりに
王子小学校は、教職員一丸となって、子どもたちが笑顔で学び、未来に向かって「かがやく」ことができるよう、精一杯努めてまいります。保護者や地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
北区立王子小学校 校長 原田 英孝